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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院2年~3年生編
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魔族の残り 反省と次の動き

「こんな所でやられる訳にはいかない。今頃キャンディの方は上手いこと追いかけてきた人間を倒している頃だろうから俺は逃げるとさせて貰おう。」

メイズは自分がこのまま戦っても勝てないと悟り目の前の壁を黒い炎で燃やして通い場から出ていく。


「待て!逃がす訳には行かない!」

オルガは追いかけようとするも上の階にいる王子に何かあると困ると考えてすぐに考え改めて追いかけることを止めた。

立っているだけで精一杯のアルナをおんぶして上の階に戻るオルガ。


「すみません、あの魔族を逃がしてしまいました。」

オルガはアクトに向かって魔族を逃がした事を謝罪する。


「いや、この状況なら仕方がない。他にどんな手を打ってくるか分からない上にこちらは満身創痍だったり戦えない人がいたりと守る者が多い。これだけの状況でよくやってくれた。」

アクトは逃げられたことは仕方ないとしてこの状況下で皆を守りきれた事に対してオルガを褒める。


「すまないな、ミアナも一緒に出しておけば下の階に降りた時に何とかなったかもしれないのに。」

カナメは逃がした原因として自分がミアナを出しておかなかったからだと悔やむ。


「いえ、私も上が騒がしかった時点ですぐに状況確認をしてすぐに出ていくべきでした。通い場の人間として判断が悪かったです。すみません。」

ミアナは場長のせいではなく自分自身で状況把握出来なかったことに関して謝罪する。


「そんな過ぎたことを悔やんでも仕方がない。あの魔族のせいで通い場自体も大きな被害を受けたのだからここを再建するために君たちがやるべき事は沢山あるだろう。」

オルガは終わった事を悔やむよりもこれからの事に力を入れようと励ます。


「あれ、私…オルガさん!すみません、気を失ってたみたいでおんぶして運んでいただいたんですね。」

アルナは若干意識がなかったようで気がついたらおんぶしてもらっている状況に恥ずかしさと申し訳なさで謝罪する。


「今回はアルナさんの活躍がなければここまで魔族を追い詰めることは出来なかったからこんな程度の事を気にする事は無いさ。こちらとしては感謝しか無いよ。」

オルガは謝罪は必要なくむしろ感謝することしかないとアルナに言う。

十騎士から褒められて若干照れて見せるアルナ。


「それはそうと先程の魔族が言っていたが追いかけていたネクロ達の方にも何か仕掛けをしていたようだ。出来れば追いかけて行きたいけどどうしたものか…王子をこのままにしていく訳にはいかないけれ…。」

オルガはメイズの言葉が気になってどうするべきか悩んでいた。


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