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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
通い場 F級冒険者編
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対処の仕方

「なんにも言うことないわね、2人とも言葉を交わしてないのにさすが兄弟というか完璧なコンビネーションだったわ。私とストラより息ぴったりな戦い方だったわよ。」

「特にノアオはクロノの魔法が当たった相手に対してのトドメの処理が完璧だったな。落ちてきたビッグバットに対して動けないことを見極め瞬時にトドメ、ウルフに対しては足を痛めているから方向転換が簡単にできないことを理解して躱してからのトドメと全く焦る様子がなく冷静に対応していた。こういう戦士がパーティにいると死亡率が下がるから若い戦士が育っているのは喜ばしい限りだな。」

先程の戦いを大絶賛するメルバとストラ。

2人が出る幕はなかったが優秀な冒険者として育っている幼い兄弟に対して喜んでいる。

ノアオとクロノは倒した魔獣の討伐証明部位を剥ぎ取るのに夢中になっている。

一段落した4人はこのまま5階へ降りる階段がある方向へ向かっていく。

その後も複数体の魔獣が現れたがノアオとクロノの2人のコンビで問題なく魔獣を倒していく。


「このまま階段を降りるとするか、5階に関してはビッグバットとトレントが出てこなくなって新しく地中を潜るジャイアントワームが出てくる。ワームはすぐに潜るから出来れば一撃で仕留めたいが土の魔法があれば地中から引きずり出すこともできるだろうからそういう戦い方もありだな。」

ストラが階段を降りながら2人に戦い方を説明する。


「ワームですか、兄さんが一撃でしとめられるかどうかで戦い方を変える必要がありそうですね。」

「いや、そもそもクロノの土魔法で引っ張り出せるなら俺が相手するよりクロノに相手してもらった方がスムーズな気はするな。」

ワームに対しての戦い方をしっかり話し合うノアオとクロノ。

「言ってるそばから出てきたわね。2人とも頑張ってね。」

メルバが目の前にいるワーム2体とウルフ2体を指刺す。

クロノはすぐに魔法を唱えワームに対して対処をする。


「土よ、敵を今いる位置に固め動きを封じよ クレイアース」

放たれた呪文が地面に魔法が伝わりワームとウルフがその場に動きを封じられる。

既に近づいていたノアオはワームに2,3撃を食らわせ確実に倒す。

2体のワームをすぐに倒しきった時にはウルフが動けるようになっており2体が突っ込んでくるがクロノの次の魔法がウルフ相手に飛んできていた。

「風よ、矢となりて素早い敵を撃ちぬけ ウィンドアロー」

風の矢がウルフに直撃し全ての敵はその場に倒れ完璧な戦いを兄弟は見せた。

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