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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
通い場 F級冒険者編
43/621

2人の戦い

「考えていたのは3階までだったんだが、2人の実力なら5階くらいまでなら行ってもいいと思うがメルバはどう思う?」

「私も問題ないと思うわね、なにかあれば私たちが手を出せば良いわけだし恐らく何も問題なく終わると思うわね。」

C級の2人のお墨付きで当初予定より進むことを決めた4人は先へ行く階段のルートへ進むために最短ルートをどんどん進んで行く。

前線をストラとノアオの2人に任せなにかあれば後方のメルバとクロノで仕留める布陣を取っているが、前線の2人が強すぎるため全ての敵を切り払っていき魔法使いの出番はない状態だった。


迷宮のルートに関しては過去の冒険者がマッピング化しているものがあるため、現在は50階まではっきりと地図で書き記されている。

魔獣の出る位置は定められていないため最短のルートを通ったからと言って順調に進めるかは冒険者の腕次第であった。

そういう意味ではこの4人パーティは今日初めて組んでいるのだが熟練の強者と言えるくらいの実力を放っていた。


「4階からはリザードが出なくなりもっと素早く体も大きいウルフが出てくるようになる。しかも複数体出てくるのが普通だから油断すると苦戦する相手だ。今回も2人の実力の見極めがメインだから2人に任せるが危なそうであれば俺達も手を出す。」

「とは言っても心配は全然してないけどね。ウルフ相手でもノアオ君1人で何とかなるんじゃないかと思ってはいるわよ。」

ストラは4階についてのしっかりとした助言をくれる。

メルバは2人なら余裕と言わんばかりに褒めている。

そんな2人に先導してもらい4階をどんどん進んでいく中ウルフ3体、ビッグバット2体と数の多い魔獣が現れた。


「どうする想定より数は多いと思うが俺たちが手伝う必要はあるか?」

「いいえ、問題ありません。僕たちの戦い見ててください。」

ストラは心配の声をかけるがクロノはすぐに問題ないといい魔法の準備を始める。

更にノアオはもう相手に向かっておりウルフをあっさり一撃で仕留める。

残り2体のウルフはノアオを驚異と感じ距離をとるが、その隙に詠唱を終えたクロノの風の矢が飛んで来たため2体とも魔法を受け1体はそのまま倒され、もう1体は足にダメージを受けている。

飛んでいたビッグバットも風の矢に当たっており2体とも飛べなくなったようで地面に落ちてきたところをノアオが確実にトドメの一撃を決める。

残った足を怪我したウルフはどうすることもできなくなったようでノアオに突っ込んでくるがそれに対しても冷静に攻撃を躱しウルフの喉元に一撃を決め全ての魔獣を倒しきった。

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