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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院試験編
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魔法も剣も幼い頃が重要

3歳になってするようになったのは、文字を覚えて魔法についての本を読むことだった。


そこで見つけた魔法初心者学という本は大変分かりやすくとても勉強になる本だった。


その本曰く、基礎魔力は生まれ持った才能によるものが多いのだが幼い頃は鍛えることができ魔力が尽きるまで魔法を使うことで魔力の底上げを行えるとの事だ。

それも2~3歳くらいまでしか基本の底上げはできないらしいのだが、そんな幼い子供が魔力に関して理解出来るはずもなくこの底上げほうは試されることなく眉唾物の扱いとされている。


つまり、赤ん坊の頃から魔力切れを何回も起こしてた自分は魔力の底上げをかなり行えている。


実際に今の自分が使える魔力は現状で母親であるノルンを大幅に超えているのが感じ取れる。


普段はその魔力がバレないようにかなり抑えて練り上げているが、これはこれで繊細な魔力の使用と言うことでいいトレーニングになっている。


ちなみに使える魔法の種類はどういうことか四大元素と二大魔素の6属性が使えるようになった。

四大元素は恐らく魔力の大幅な底上げにより使えるようになったのだろうけど、光と闇に関してはなぜ使えるようになったのかわかっていない。

自分でもいつの間にか使えるようになっていたのだが、元々その才能があったのだろうと思うことにした。


そんなふうに魔法使いとしての才能を開花させてる自分とは対比して、あまり魔力のない兄のノアオは父親譲りの剣の才能を開花させていた。


幼い頃から父親のトリノに剣の稽古を受けていたノアオは最初こそ剣に振り回されていたようだったがすぐに綺麗な剣さばきを見せるようになっていた。


まだ齢6歳なのだが村の子供相手では勝負にならないほどの実力を持ち、そこら辺の大人相手でも勝てるくらい強くなっていた。


さすがノアオだ、その実力から村の子供たちからはリーダーとしたわれ少し年上のお姉さんからも将来性を見込んで惚れられている程でみんな見る目があるなと弟の立場ながら誇らしげにしている自分がいた。

あと10年もすればトリノさえも超える剣の才能を見せてくれるだろうと誰よりも期待をしている。


しかしノアオには魔法の才能がないためどの属性も使えない。

そんなノアオに魔法の才能がなくても使える魔法を早めに教えてあげたことにより想定より早く父親であるトリノを超える剣技を見せることになった。


ノアオが9歳、クロノが6歳になった時のことだった。

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