魔法学院第2学年 通い場での一時
「アルナちゃんとクロノくんいらっしゃい、最近はあんまり来てれてなかったから寂しかったわ
。」
ミアナがクロノとアルナの姿を見つけて声をかけてくれる。
「ミアナさんお久しぶりです。第2学年に上がることになって準備で色々忙しかったので来れなくてすみません。」
クロノは久々に顔を見せることになって寂しがっていたミアナに謝罪する。
「私は一昨日にご飯食べに行ったからそんなに久々では無いけれど、通い場に来るのは久々だからなんだか新鮮な感じがするわね。」
アルナはミアナと仲良くなったことでよくご飯を食べに行く仲となっていた。
「そうね、クロノ君とノアオ君も時間があったら行きましょうね。それはそうと実は上にお客様が来てるんだけどクロノ君なら声をかけておいた方がいいと思うから顔を出してね。アルナちゃんは顔を出しづらいかもだけどそこのな判断は任せるわね。」
ミアナはみんなでご飯に行こうと誘いつつ場長室に誰かが来てるから顔を出して欲しいと話す。
「僕に顔を出して欲しくてアルナさんは会いづらいとなると来ている人は恐らくあの人でしょうね。アルナさんはどうします?」
クロノは来ている人の予想をしてアルナにどうするかたずねる。
「そうね、今回は正式な場所では無いしクロノが呼ばれていたわけじゃないって考えたら特に話はないんだろうから一応会っておきましょうかね。」
アルナは特別何かある訳じゃないと考えて挨拶だけでもすることにした。
「今から顔出しするかしら?それなら一応問題ないか聞いてくるから少し待っててね。」
ミアナは2人が上がっていいか確認する為に場長室へ確認をしに行ってくれた。
「クロノさん」
待つ間に後ろから声をかけられたクロノはそちらの方を向く。
「お久しぶりです、あれから僕たちはクロノさん達を見習って強くなれるように努力してます。」
声をかけてきたのは以前迷宮で倒れていた時に助けた3人組の新人冒険者の1人だった。
「お久しぶりです、たまにミアナさんからお話は聞いててすごく頑張ってるみたいですね。僕たちに続いて新人冒険者の中でも優秀で今後通い場に入る人たちの参考として紹介されてると聞いてますよ。」
クロノはすごく頑張っている新人冒険者の3人の話をよく聞いていたのでしっかり褒める。
「ありがとうございます、クロノさんにそう言って貰えて嬉しいです。2人にも伝えておきますからこれからも3人の活躍を参考にさせて貰います。それではまた。」
新人冒険者はクロノに褒められてとても嬉しそうにしながらその場を後にした。