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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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学院と迷宮 圧倒的強さ

「攻撃に転じる時が1番のすきができる時です。」

ネクロを攻めるために完全に背後に隙のできているアリスを攻めるクロノ。


「逆ですよ、隙があると思って攻めてくる時が1番隙ができる時です。」

アリスはクロノが攻めてくることを予期してあえて背後を取らせる動きを見せていた。

クロノが引っかかったことを感じ取りネクロへの攻撃をやめて反転し攻めようとするクロノへ全力の一撃をお見舞いするアリス。

その一撃をギリギリだったが剣で受けきったものの更に来る追撃を防ぐことは出来なかったクロノは致命傷にならない程度にアリスの攻めを受ける。

鋭いアリスの攻めに思った以上のダメージを受けてしまったクロノは距離をとり魔法で攻めようとするもそんな時間は与えないとばかりに更にアリスは攻め入ってくる。


「そこまで好き勝手させる訳にはいかない。」

キールはアリスの姿をギリギリながら目で追いクロノがこれ以上攻められないように2人の間に入る。


「貴方は邪魔です。」

間に入ったキールを一撃で吹き飛ばすアリス。

魔族の姿を見せたアリスの攻撃をキールは受けきることができずにいた。

キールを飛ばしてクロノにトドメを刺すべく攻めようとしたがキールとの一瞬のやり取りの間にクロノは姿を消していた。


「悪いけどこのままクロノをやらせる訳にはいかないから回収させて貰ったぜ。」

吹き飛ばされたネクロは必死に影を使ってクロノを回収して影の中に取り込んだのだった。


「それなら仕方ないです。貴方達2人では私を止める事はできません。このまま倒させていただきます。」

すぐに対象をネクロに変えてトドメと言わんばかりに全力で攻めてくるアリス。

先程のクロノ同様に一撃目は剣で受けられるもののその勢いに体勢を崩されて連続の攻撃に対しては為す術なく食らってしまうネクロ。

影で自分を引っ張ることでギリギリのところで命を奪われる事は避けているネクロだったがこれ以上はまともに戦えないくらいのダメージを受けており次の一撃を喰らえば死んでしまうであろうことは目に見えていた。


「さらばです。」

容赦なく襲いかかるアリスの攻撃をキールは身体を張って受けるもその一撃はトドメの一撃のつもりだったためあまりに重くキールの装備している防具ごと身体を切られてしまう。

この一撃でキールは動けなくなったがその場に踏ん張りネクロへのトドメを刺させまいと生身を張ってアリスからの攻撃を受けようとする。


「守りに対するその姿勢素晴らしいです。貴方の来世が良いものにならん事を。」

目の前のキールに対して心構えの素晴らしさを褒めその命を終わらせようとするアリス。

その背後で必死になって傷を癒していたクロノが影から飛び出しアリスを攻めようとしていた。

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