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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
173/571

学院と迷宮 魔閃

編集前に読んでる方いたらすみません。

ちゃんと編集出来てない状態でアップされてました。

目の前に現れた黒い風を相手にどう対処すれば良いか静止した世界でギリギリまで思考をするテスタだが今の手持ちの方法では何も打つ手はなさそうで今一度体勢を整えようと距離を取ろうとする。

しかし、ノアオはそんなテスタを横目にそのまま剣を黒い風に向かって振り下ろす。

普通に考えればノアオの一撃は風に阻まれるものでありカリスもテスタもアルナもその後の動きを考えていた。


「魔閃 第1撃 光臨撃」

ノアオがいつもとは違う技名を呟くとそのまま振り下ろした剣が黒い風を切り裂きカリスの顔を掠めた。

その光景に全員が驚いていたがアルナはすぐに反応して風の矢をノアオの両側からカリスに向かって放つ。

風を裂かれて浮かべなくなったカリスは切られた足を地面について体勢を崩したせいですぐに魔法を放てずにアルナの矢が何本か体に突き刺さる。

更に静止した世界で思考をしていたテスタは矢が突き刺さった瞬間を見てトドメと言わんばかりに手に持った剣をカリスに向かって投げつける。

投げつけられた剣が体に突き刺さり大ダメージを負ったカリスは大きな風を巻き上げて全員から距離をとる。


「まさかここまでやるとは想定外でした。狙いである勇者の力の持ち主がいることも驚かされました。そして魔法を使わずに黒い魔法を打ち破ると言う技を見せられた事も…」

距離をとって体勢を立て直すカリスは想像以上の3人の力にしてやられたという顔を見せる。

お腹に突き刺さった剣を引き抜きテスタの足元に向かって投げたカリスはこのままではダメだと思い力を解放することにした。


「ここからが本番って事かな。」

ノアオは自分の剣を確認しながら魔族の力を引き出したカリスの姿を見つめる。


「魔族の力か…メルバさんの時の事思い出しちゃって嫌な感じしちゃうわ。」

角と翼の生えたカリスの姿を見てメルバの時の事を思い出し自分の力ではどうにも出来なかった事実が記憶によぎるアルナ。


「なんだか禍々しい姿になったな。」

勇者の力を一旦抑えたテスタは足元の剣を広い目の前のカリスの姿を見て素直な感想を漏らす。


「ここからは手加減はなしです。本気で行かせてもらいますので覚悟してくださいね。」

真の姿を解放したカリスは今までとは違い全力で相手すると語る。

カリスが指を鳴らすと先程までとは違い大きな黒い風が3つ巻き起こりそれぞれに対して向かって来る。


「風よ、大きな力となりて黒き風を吹き飛ばす一撃となれ ウィンドインパクト」

アルナは詠唱して大きな風の衝撃を生み出し黒い風を1つ弾き飛ばす。

テスタとノアオは向かってくる風をギリギリの動きで躱し次の攻撃へ移るためカリスに向かう。


「残念ですけどそんな簡単に避けられるものではありませんよ。」

かき消したはずの風が蘇りアルナを襲う。

更に躱したはずのテスタとノアオに対しても消えたかと思えば急に目の前に現れ2人とも黒い風に巻き込まれた。

アルナは目の前の風に対して必死で対策を考えるも何も出来ず同じように巻き込まれてしまった。

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