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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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学院と迷宮 テスタの成長

「テスタ、ついに力を引き出せたな!」

下りて来たテスタに向かって喜びのあまり全力で抱きつくアイス。


「あ、ちょっと、アイスさん。」

急に抱きつかれてどうしていいか分からずあたふたするテスタ。


「今の君でそこまで追い詰められるのであれば私が戦ったら負けるかもしれないな。」

キールはノアオに対して言葉をかける。


「冗談抜きでテスタの方が強いかもですね。」

半分冗談のつもりのキールの言葉だったが実際に戦ったらテスタの方が強いかもと考えるノアオだった。


「あの、アイスさん落ち着いて。確かに勇者の力は引き出せましたけど結局負けちゃいましたし、まだまだダメダメですね。」

興奮しているアイスを落ち着けながら冷静に勝てなかったことに関して判断するテスタ。


「あぁ、すまない。つい興奮して抱きついてしまった。確かに負けはしたがまだ力を引き出せるようになったばかりだしこれから頑張ればすぐにノアオを追い抜けるようになるさ。」

自分の事のように喜びテスタの成長を応援するアイス。


「テスタ、それはまだ勇者の力の1部のはずだ。魔族を相手取るにはもっともっと力を引き出して貰わないといけないから明日も引き続き修練は続けよう。」

ノアオはこれから先の戦いにおいてテスタの力は必ず必要になると思ってもっと強くなってもらうように特訓を続ける事をテスタ二告げる。


「そうだな、このままではまだまだだと思うし、ちゃんと力を引き出してノアオの横に並び立てるようにこれからも頑張るよ。とは言えさすがに今日は疲れたから休ませて貰うよ。」

気合いを入れて特訓を続けることに賛成するテスタだったが勇者の力を引き出した反動かかなりの疲れが見えていた。


「そうだね、流石に今日はこんなところでいいだろう。しっかり休んでまた明日にしよう。」

キールも今日の特訓の終了に賛成し部屋に戻る準備をする。


「それでは私も戻るとするかな。私がこの中で圧倒的に弱いが追いつけるように頑張るよ。」

アイスも戻る準備をしながら3人に追いつけるように気合いを入れる。


「俺は少しやりたいことがあるからテスタは先に戻ってて。」

自分の剣を見ながら何かを確認しているようでテスタに先に戻ってもらうように言うノアオ。


「そっか、じゃあ後で。」

ノアオが何を思っているか分かってないが問題ないだろうと判断し先に部屋に戻るテスタ。

他の2人も部屋に戻り修練場にはノアオが1人残っていた。

のあおは修練場で何かの設定をして自分も修練場に上がる。

修練場にはかつての脅威であるストラの姿が現れていた。


「今の全力ならどこまで戦えるか胸を借りますね。」

ノアオはかつての戦いからストラの力を想定で修練場に入力し擬似的に戦う事にした。

その戦いは10戦ほど行ったがテスタと戦った時以上の実力を見せたノアオが7対3で勝ち越す結果となった。


「こんなんじゃまだまだだ。」

魔族との戦いを想定してまだまだ強くならないといけないと実感するノアオだった。

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