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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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学院と迷宮 やばい状況と無事な姿

「ミアナも揃ったことだし話を始めてくれ。」

カナメは場長席の隣に椅子を用意してミアナをそこに座らせる。


「はい、どこまで聞いてるか分からないので簡単に最初から話しますと今回の新人冒険者の帰還が遅れたのには魔族が絡んでいました。」

クロノが今回の事について話を始める。


「最初の階からおかしいところは多かったんだが3階に行った時に魔族が現れて今回の件に絡んでるって話をしたんだ。どうも以前のメルバさんとストラさんのやろうとしていた続きを行ってたみたいで迷宮内に魔族の黒い魔力を注ぐことで魔獣が本来出ないところに出てきたり空気が澱んでたりしてたみたいだ。」

ノアオが次に話を続ける。


「それで先程も簡単にお話しましたけどその魔族と一瞬戦いになりましたけどこちらの攻撃を完全に対処された上ですぐに去っていきました。」

アルナがノアオの続きを説明する。


「それで魔族が去ったら黒い魔力が無くなっていって迷宮は元通りに戻ったんです。新人冒険者はその階にいて魔族の魔力にあてられたのか眠っていたようで怪我とかは無く無事でした。その後はすぐに迷宮から出ることにして地上に出たあと僕たちは新人冒険者さんわ送ってクロノくんとノアオは残っていたんです。」

テスタがアルナの続きを話て簡潔に一通りの話は終わった。


「さっき俺は大体聞いていたからわかっているがミアナも今ので大まかには把握出来たか?」

ここまでの状況を整理できているかミアナに確認するカナメ。


「はい、魔族と一瞬交戦があったものの何も無く終わり無事に帰ってこれたというところは把握しました。」

要点のみの話でも理解をするミアナは優秀だった。


「それでここからは僕たちだけ残ったあとの話なんですけど、迷宮で出会った魔族に地上でもう一度会うことになったんです。」

クロノはすぐに魔族と再開したことを話す。

その言葉を聞いてアルナとテスタは焦りを見せる。

迷宮内で4対1でも相手にできなかったような魔族に出会って何も無かったとは信じ難い話だった。


「その時は俺たちで全力で戦ってその魔族を何とかしようと思ってまた交戦したんだ。でも直ぐに違う魔族が現れて2対2の形になったんだ。」

ノアオはあの時のことを思い出しながら話を進める。


「えっ!?もう別の魔族も出たの?それでよく2人とも無事だったわね。」

魔族の脅威を1度味わっているからこそ2対1ならまだしも2対2の状況なんて考えられないアルナは驚きを隠せなかった。


「新しい魔族も含めて戦いになるかと思ったけどカリスってやつが指示してあっさり引いて行ったんだ。そのおかげで何事も無くってわけさ。」

お茶を飲みながらあの時の状況に感謝をするノアオだった。


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