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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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学院 ノアオとの修練場

キールを2人がかりで倒した次の日、アイスとテスタはノアオを相手に修練場で勝負をしている。


「力のアイスさんと技のテスタでかなりバランスいいですよね。前から修練場でやり合ってるおかげかかなり息も合ってるみたいですし、これならキールさんを倒したって言うのも納得ですね。」

最低限の受け流しでアイスとテスタの攻撃を捌くノアオ。


「キールさんの時は2人の連撃で躱す隙間なくて攻撃を受けて貰ってたから力で弾いて体勢を崩したりできてたけど、ノアオ相手じゃ余裕で全部流されてるな。」

完全に全ての攻撃を防がれどうしていいか分からず距離をとるテスタ。


「完全に全ての攻撃を見斬られているな。テスタのフェイントでさえ引っかかってもおかしくないタイミングでも防がれてるのが本当に意味わからない。どうやったらノアオを相手に崩すことができるのだ…」

アイスも同様に打つ手がなく距離をとる。


「距離を取ったならこっちから行きますね。」

2人の間合いを見て一気に詰めるノアオ。


「一閃 第1撃 剛進撃」

その言葉と共に全力でアイスに向かって詰めて来るノアオの攻撃を防ごうと狙われている胴に対して剣を構え守りに入る。


「アイスさん!ダメだ!」

守ろうとしているアイスに向かってテスタが瞬時に声をかけるが既にノアオの攻撃が迫っていたため間に合わなかった。


「…ぐはっ!」

剣を力で守ろうと構えていたがノアオの全力が乗ったその一撃は到底防ぎ切れるものでは無くアイスは剣と共に体が大きく吹き飛ばされる。


「一閃 第2撃 双背撃」

アイスを弾き飛ばしすぐにテスタに向かって攻撃を仕掛けてくるノアオ。

あまりの速さで迫りながら片手でテスタの左首を狙うその一撃を躱し切れないと悟り剣で受け流そうと左側に斜めに構える。

勿論それが狙いのノアオはその構えを見た瞬間に剣を背後から左手に回しその勢いを利用してテスタの右首を狙う一撃を放つ。


「そん…な…」

その攻撃に反応が間に合わず修練場で首を跳ねられるテスタ。

その時修練場では勝者 ノアオの表示が出ていた。

吹き飛ばされたアイスもあの一撃で致命傷になっていたようだった。


「初めて見た攻撃だからテスタもアイスさんもそうなっちゃうのは仕方ないですよ。むしろいきなり止められた方がよっぽど驚きます。」

一撃で倒された2人に対して仕方ないと声をかけるノアオ。


「あ、あぁ。」

「君がそういうなら…そうなんだろうね。」

そう言われても2人がかりで戦っても攻撃は何一つ通ることなく相手の攻撃は一撃で致命傷となってしまう程の実力差に落ち込むアイスとテスタだった。



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