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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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騎士学院休日 これからについての警戒

「つまり誰かしら人間側で魔族が入ってくる手引きをした可能性が高いって事ですね。」

今までの話から想定出来ることを話すノアオ。


「…言いたくは無いがその可能性が非常に高いって事だ。そんな奴がいるなんて信じたくないしそんな事するメリットはあるのか分からないが魔族を手引きした人間がいるなら突き止めないといけない。早めに対処しないとメルバとストラ見たいな事が起きないとも限らないからな。」

話し始めた時より更に悩ましい顔をしながら話をする場長。


「なるほど、それを私達に話したのはメルバとストラから何か聞いてないかとかの確認ってことかしら?」

アルナが呼ばれた理由について場長に聞く。


「それもあるが2人とそれにクロノならもしかしたら今後何か情報を手に入れる機会があるかもと思ってな。本物のメルバとストラが有望な冒険者だったという事で3人も同じく有望だからもしかしたら魔族が接触してくる可能性があるだろうから。」

手引きした人間について直ぐに情報が手に入らないだろうと言う想定からもしかしたらのあおとアルナに近づいてくるかもと言う事で今回の話を伝えたとの事だった。


「わかりました、クロノには後ほど伝えておきますし警戒はこれからも緩めないようにします。出来ればアルナさんは俺かクロノかと一緒に依頼をこなした方が良いかもですね。」

場長の話を聞いてこれから接触してくる可能性を考えてアルナの心配をするノアオ。


「そんなの大丈夫よって言いたいところだけどメルバとストラ見たいな相手が来たら私には手に負えないしそうした方が良いでしょうね。」

プライド的にはそこまで守られるつもりは無いと言いたいが実際にメルバと戦ったからこそ自分1人ではどうにもならない事を理解しているアルナはノアオの提案に頷く。


「俺が話したかったのは以上だ。悪いなわざわざ伺って貰って。何が起こるかわからないから気をつけてくれよ。」

話が終わり場長として心配の声をかけるカナメだった。


「いえ、お話ありがとうございます。」

「依頼に関して警戒してノアオ君かクロノと一緒にいるようにします。」

2人とも立ち上がりながら場長に声をかける。


「「それでは失礼します。」」

2人とも場長に挨拶をして部屋を後にする。

悩ましい顔をしながら2人を見送るカナメだった。


「とりあえず学院にいる間は特に何も無いと思うから終末の時にはどっちかと一緒に動くようにするわね。」

アルナは通い場から出ていきながらノアオに声をかける。


「そうですね、そうしてください。」

ノアオはその話に頷く。


「それじゃ今日はいろいろあったけど楽しかったわ。ありがとうね。」

アルナは今日1日を振り返りノアオに感謝する。


「こちらこそ楽しかったです。それではまた。」

ノアオも同様に感謝をしてアルナと別れ部屋に戻って行く。

ノアオが帰りながら考えていたのはメルバとストラの狙いだった学院にいると言う勇者のことだった。

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