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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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騎士学院休日 通い場の様子

「明日休みだけどノアオって普段何してるの?」

テスタが疲労した体を休めるようにストレッチをしながら聞いてくる。


「何時もは弟と一緒に色々って感じかな。」

日がたち仲良くなった関係で完全に敬語は崩れているノアオ。


「前に少し話してくれた弟さんか、魔法学院に通ってるんだっけ?」

屈伸して膝をしっかり伸ばすテスタ。


「そうだよ、優秀な弟だよ。」

テスタの手を引っ張ってストレッチの手伝いをするノアオ。

そんな時に通信機が反応する。


「噂をすればってやつかな、ちょっと話してくる。」

ノアオは部屋から出ていきクロノからの通信に出る。


「兄さん、今大丈夫かな?」

「あぁ、明日の予定か?」

「それなんだけど友達が街を見て回りたいって話があってさ色々案内してあげようと思ってるんだけどいいかな?」

「友達は大事だからな、もちろんいいぞ。通い場には行くだけ行って様子見てくるよ。」

「ありがとう兄さん。」

「しっかり楽しんでこいよ。」

クロノの声が遠くなり通信機が切れる。

話が終わったので部屋に戻るノアオ。


「明日どうするって話?」

ストレッチを終えてベッドの上に座っているテスタが声をかけてくる。


「そうなんだけど友達と街を見て回るって。交友の幅が広がるのは良いことだ。うんうん。」

比較的大人しいクロノに友達が増えた事を感慨深く思うノアオ。


「本当に弟大好きだな。」

「自慢の弟だ。」

茶化すように言ってくるテスタに被せるように答えるノアオ。


「…やることないならノアオも来るか?明日も相変わらずアイスさんが相手してくれって話なんだけど。」

ノアオの弟への態度に若干引きながら予定に誘うテスタ。


「せっかくだけど変わらず街に行ってやることはあるから1人でも行ってくるよ。」

寝る準備を整えながらお誘いを断るノアオ。


「そりゃ残念だ、アイスさんがたまにはノアオも連れてこいって言ってたんだけどな。」

ノアオの様子を見て同じように寝る準備を整えるテスタ。


「戦いの報告楽しみにしてるよ、おやすみ。」

ノアオはササッと就寝につく。


「はいよー、おやすみ。」

テスタも同じように眠りにつく。


次の日とりあえず通い場の状況確認のために伺うノアオ。


「最近は落ち着いてますね。」

そこには最近になって1人で迷宮を巡ることが多くなったというアルナの姿があった。


「そうね、あんなこと頻繁にあっても困るしみんなが元気て帰ってくるのは良いことだけど。あらっ、ノアオ君。今日は1人なの?」

書類整理をしながらアルナの相手をするミアナはノアオに気がついたようで声をかけてくる。


「ミアナさん、アルナさんおはよう。クロノは友達と街を見て回るらしく俺だけで様子を見に来ました。変わりなく落ち着いているようですね。」

2人に声をかけ通い場の様子を伺うノアオは特に何事も起こってない様子に安心して受付まで近づいていく。


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