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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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魔法学院休日 杖のお店巡り

「おー!この杖もいいなー!」

テンション高く色んな杖を見て回るパラ。

その傍で同じように杖を見て回るクロノ。


「いやー、杖を売ってるところに案内してもらって良かったよ。僕が普段もってる杖も悪くは無いんだけど色々見てみたいと前から思ってたんだよね。」

あちこちに目移りしながら感想を述べるパラ。


「そんなに喜んで貰えて良かったです。僕も人から教えて貰った場所なんですけどしっかりとした品揃えって感じでいいお店です。」

前に来た時になかった杖を見ながら答えるクロノ。

そんな2人の様子をニコニコしながら眺める店員。


「まだ2軒目だけどこれ気に入った。これにしよう。これに決めた。」

テンション高く1つの杖を手に取り軽く振ってみているパラ。


「そちらは結構最新の杖になってるので高いですけど大丈夫ですか?」

店員が恐る恐る声をかけてくる。

そんな店員の声に我に帰り値札を確認したパラはガッカリした様子で杖を戻した。


「最新の人気の杖は高いですからね。それでも色んな杖がありますのでいくらでも見ていってくださいね。」

優しく声をかけて一旦離れていく店員。


「そりゃあれだけいい杖ならあれくらいの値段しても仕方ないよな。残念だけどもっと色々見て回るよ。」

少し落ち着いた様子で店内を再度見回すパラ。


「さっき店員さんが言ったように色んな杖があるのでパラさんにとって良いと思える杖もまだまだ見つかりますよ。」

若干落ち込んでいるパラを励ますクロノ。


「ありがとう。」

クロノに感謝を述べ店内を巡るパラ。

あれから色々見て回ったが他に良いと思える杖がなくそのお店では諦めてほかのお店を案内してもらうパラだったが結局どこのお店でも見つからなかったようだった。


「ごめん。せっかく色んなお店案内してもらったのに決められなくて。」

少し落ち込んだ様子でクロノに謝ってくるパラ。


「仕方ないですよ。杖は魔法使いにとって大切なものですからそんなに簡単に決められるものでは無いですからね。」

またもやパラを励ますクロノ。


「ありがとう。色んなお店案内してもらったしもうこんな時間か。お昼には遅くなっちゃったけど案内してもらったお礼にご飯奢るよ。」

お昼まですぎてしまって申し訳なさそうにご飯を奢ると言うパラ。


「それなら安くて美味しいお店知ってるんですよ。お昼時は混み合うんですけどこれくらいの時間なら落ち着いているはずですのでそこへ行きましょう。」

奢りの申し出を受けなるべくお金のかからない良いお店を紹介しようとするクロノ。

その心遣いに感謝するパラだった。

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