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最強の兄弟  作者: 優木貴宏
学院1年生編
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騎士学院 アイスの戦い方

先ずは直線的に速さで攻めてくるアイス。

その攻撃をなんでもないように受け止めるノアオ。


「ふむ、これくらいはやはりなんとも無いようだ。」

アイスはそのまま右から左から連続で剣を振ってくる。

その全てを県で受けたり躱したりと余裕を見せるノアオ。


「それでは少しスピードをあげるからついてきて貰うぞ。」

言葉通り剣をする速さが先程より段々と早くなってきた。

アイスは見た目が長身でありながら引き締まった体をしている美人なのだが、その実はパワータイプのようで剣の一撃一撃が結構重い。

ノアオも少し油断するとその重さに弾き飛ばされるのではないかと慎重に対処している。


「2人共なかなかやりますね。特にアイスさんはあの速さを持ちながらかなりの力押しできる人って言うのが意外でかなり強いですね。」

「そうですね、彼女はまだまだ余力がありそうですし今年の生徒の中でも上位に入れる方だも思います。」

見学席で見ているテスタとヒューバートが様子を話し合う。


「ヒューバートさんから見てノアオの方はどうですか?」

「そうですね、今のところ受けたり躱したりで対処はできているみたいですけどこれから本気を出してくる彼女相手にどこまでやれるかと言った所でしょうか?このまま守るだけならジリ貧で負けてしまいますからね。」

ノアオの事について聞くテスタだったがヒューバートの意見はなかなか厳しそうなものだった。


「ほらほら、どんどんスピードは上がるぞ。このまま何も出来ないままという事は無いだろう!」

かなり気分が乗っているのかかなりの勢いで攻めながら話しかけてくるアイス。


「そうですね、どうしようかと考えてはいます。」

速くなった攻撃を捌きながら次の手を考えるノアオ。

ここでアイスは不自然に感じる。

速さは最初よりかなり速くなっているはずなのになぜ彼は今までと同じくらいの受けや躱しができているのだろうかと。

普通であれば速くなった剣に対処するためにどこかに隙ができたりするものだが今の所隙が特に見当たらない。

全く無いわけでは無いのだがその隙とも言える微かな箇所を狙うと嫌な予感がひしひしと伝わってしまい攻められずにいた。


「アイスさん、これってまだまだ速さって上がりますか?」

変わらず冷静に受けているノアオが質問をしてくる。


「ん?あぁ、もう少し上はあるぞ見せてあげようか?」

急な質問に驚くが答えを返すアイス。


「そうですか、それならそろそろこっちから攻めさせて貰うことにしますね。」

そう言うと受けていた剣を流すようにしてアイスの体勢を崩すノアオ。

急な動きに対応できずバランスを崩すアイスに向かってノアオが攻めを見せてきた。

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