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裏ボス始めました~転生したら化け物だったので、異世界人を使って勇者と魔王を育てる育成ゲームを始めます~  作者: まんじ(榊与一)
第3章 蠢動してみた

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第16話 お昼寝

お……………アル。


声が聞こえる。


ねぇ…………ラミ……。

……起きて…ラミア……。


聞き覚えのある声だ。

声は段々と大きくなってくる。


お願い……もう少し……まだ眠いの……


「ラミアル!ねぇ!ラミアル起きてよ!!」


「ふぁっ!?」


耳元で破裂するかの様な大音量に驚き、私は変な声を上げながら飛び起きる。

耳の奥がキーンと痺れ、頭が痛い。


「やれやれ、やっと起きてくれたね」


目の前にはグウベェがいた。

大声の主は彼だろう。


「ちょっとグゥベェ。いきなり大声を出すのは止めてよね」


「ごめんごめん、でももう日が暮れるし。早く帰らないとアムレに怒られてしまうよ?」


「え!?もうそんな時間!?」


起き上がって辺りを見渡す。

確かにグウベェの言う通り、夕日が山に掛かっていた。

早く帰らないと「魔王としての自覚がなってないって」またアムレに怒られてしまう。


木にもたれ掛っていた為背中が少し痛いが、私は大きく伸びをして走り出した。

さっさと帰らないと。


「ごめんね、グゥベエ。せっかくの休みに二人で出かけたのに、私グースか寝ちゃって」


「慣れない魔王の仕事で疲れが溜まっていたんだから、気にしなくていいさ。また今度出かけよう」


「ありがとう」


折角グウベェとの休日を寝て過ごすなんて、不覚。

彼にも悪い事をしたし、今度必ず埋め合わせをするとしよう。


でも何であんなに眠かったんだろう?


直前までは元気だったのに、やっぱり疲れかな?

これを機に政務をアムレに押し付けちゃおうかしら?

なんてね。


くだらない事を考えつつも、私は魔王城へと急ぐ。


――今日人間の国で何が起こったのかを私が知るのは、まだ少し先の話だ。

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異世界転生帰りの勇者、自分がいじめられていた事を思い出す~何で次から次へとこんなにトラブルが起こるんだ?取り敢えず二度と手出ししてこない様に制圧していくけども~ 異世界から帰って来た主人公が、ふざけた奴らを力で無双制圧して行く話になります。 ハーレム学園に勇者として召喚されたけど、Eランク判定で見事にボッチです~なんか色々絡まれるけど、揉め事は全てバイオレンスで解決~ 異世界召喚されEランク判定の外れ認定された主人公は、実は神様からチート能力を貰った超人だった。ハズレ野郎としてボッチで学園生活を送る主人公が、ムカつく奴らを鉄拳制裁して行く物語になります。
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