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最強魔王の憂鬱  作者: akiyuki
1/1

現実はそう甘くない。

魔王を倒すべく聖剣を持った勇者達は、魔族達を次々と倒し魔王の城の前までたどり着く。

そして勇者たちは消滅する。

その度に魔族達から「今回もやりましたね魔王様」と賛辞が降りかかる。

普通は死闘の末勇者に負けるのが魔王の使命だと思うのだが未だに俺の前に勇者が現れたことはない。

なぜなら謎の秘密兵器のおかげで城の前ですべて塵にできてしまうからだ。

ボタン一つではい終了。

詳しく説明すると近未来兵器とゆうのか

宇宙に人工衛星とかゆうものが浮いていてボタンを押すとその人工衛星が勇者に向けて謎の光を降らせる。

それに当たると消滅するとゆう代物でなぜそんなものがあるかとゆうと話せば長くなるので完結に

未来から変なじいさんが魔王である俺の前に現れた。

とりあえず捕まえる。

お約束の拷問で自分は科学者だと明かした。

最強の兵器を作れるのでそれで命だけはと泣きつかれた。

寛大な俺はそれで手を打ち必要な資材を調達そして完成したのが人工衛星とかいうよくわからない物だった。

ロケットと呼ばれる宇宙まで人工衛星を運ぶ物も開発

無事に宇宙に人工衛星が到着

じいさんからボタンひとつで勇者を亡きものにできると言われ試みた。

するとボタン一つで城の前まできていた勇者や人間の兵士たちが跡形もなく消えてしまった。

気が付くとじいさんは消えていてこの兵器だけが残ったとゆうわけだ。

それから勇者が現れ俺を倒しに来るたびにボタンを押すだけで終わってしまう。


はじめはよかった。

勇者は魔王を倒すのが使命だと聖剣を手に入れては仲間を集めて魔王の城までやってくる。

初代勇者

ボタン一つで終了。

2代目勇者

ボタンポチ・・・終了

3代目勇者

ボタン・・・終了

4代目勇者

そろそろなにかしてくるだろうと思いきや逃げ出し仲間にボコられ終了


まともな勇者はいないのかと魔王の俺は嘆いた。

しかし何十年過ぎても変わることはなかった。

聖剣の力を過信しているバカ勇者

仲間をおとりにする最低勇者

仲間に引きずられて嫌々魔王を倒しにきた情けない勇者まで数えればきりがない。


日に日に増える聖剣コレクション

聖剣エクスカリバー初代勇者

聖剣ボルケイン2代目勇者

聖剣アクアマリン3代目勇者

聖剣ライトニング4代目勇者

その他多数


「もういいわ!」

勇者ならこんな訳の分からない兵器を攻略なりなんなりして俺の前に来いよ。

謎の兵器を使ってる俺も俺だけどそれでも勇者ならなんかこう謎の力で乗り越えろよ。

日々怒りが膨れ上がる。

そして繰り返される勇者の襲来

そして増える聖剣コレクション

そして膨れ上がる憂鬱感

俺の前に勇者が現れるのはいつになることやら

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