「本物」のデレた「寝取らレーゼ」
「隊長wwwwwwwwwwwwwwwwもう逃げられないぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこんな所で『大好きな』差身と二人きりでニャンパスタイムwwwwwwwwwwwwwwwwww仕事に理由をつけて差身を独り占めするとは許すまじwwwwwwwwwwwwwww『大好きな』差身とそんなに一緒にいたいのか???wwwwwwwwwwwwwwwwww」
悪魔だ…沙織にヤンデレの悪魔が乗り移っていた!!!!
モデル体型の沙織が「本物」の暗黒パワーでより大きく見える!!!
何かにとり憑かれたようなヤバい笑みを浮かべながら、上からデレてる篠宮隊長を見下ろしていた。
「え…いや、だって…その…だっ!!!誰がそんなこと言った!!!!仕事だ!仕事の話をしにきたんだ!」
篠宮隊長の乙女チックな目がいつも通りの厳しい目つきに戻った。
暴走デレがおさまってきた篠宮隊長は、いつも通りの厳しい口調で沙織に言い返した。
「じゃあ聞くよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww篠宮隊長は差身のことが好きではないんだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身のことは一切異性としてみてはいないwwwwwwwwwwwwwwwwwwww嫌いなんだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織が篠宮隊長に念を押すようにそう聞くと、篠宮隊長は負けずに沙織を睨み返した。
「そ、そうだ!誰がそんな目で差身を見てるというのだ!」
篠宮隊長は両腕を腰に当て強気な姿勢を崩さなかった。
「うひひひぃぃぃぃいいいいひぃひひいwwwwwwwwwwwwwwwwほおwwwwwwwwwwwwwwwwwwそれはありがたいwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身wwwwwwwwwww隊長は差身のことなんて男として全く興味ないみたいだぞwwwwwwwwwwwwwwwwwひょっとすると将来隊長と差身が結婚することだってあるかもしれないのにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwでも隊長が差身が嫌いならしかたがないwwwwwwwwwwwwwwwwww差身良く聞けwwwwwwwwwwww隊長は差身には全く興味ないらしいぞwwwwwwwwwwwwwwwwwww隊長は差身に興味がないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww差身はやっぱり一生私とニャンパスする運命なんだなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織が挑発するように叫ぶと、篠宮隊長が不安そうにわなわなと震え始めた。
どことなくデレモードに半分入りかけてきている感じもする。
何だか凄い女同士のバトル、いや、「超真面目な篠宮隊長」と「超『本物』な沙織」との異種格闘技戦!!!!
一体どうなっていくか、誰にも予測できない!!!!
「まっ!待てっ!!!!」
急に焦ったように篠宮隊長は声を上げた。
「どうしたんですかwwwwwwwwwwwwwwww隊長?wwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ニヤリと病んで笑みを浮かべ沙織は篠宮隊長の反応を待った。
「その…何だ…おまえたちには差身がもったいない…」
良く分からない返事をすると篠宮隊長は、また下の方を見てもじもじし始めた。
「あああっ?wwwwwwwwwwwwwwwwww隊長は差身のことが嫌いなんだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwだったら関係ないwwwwwwwwwwwwwwww差身は私のものだwwwwwwwwwwwwwwwwwwww一生なwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
沙織はそう言うと僕の首を両手で抱きしめた。
「ううっ…」
篠宮隊長は何も言い返せずに言葉に詰まった。
「だ、だが!私は差身の力になれる!!!その…何だ…おまえたちと差身が結婚するよりは!!!私と結婚する方が差身は幸せになれる!!!だったらおまえたちが手を引いた方が良い。私が差身を全力でかわいがって、差身を大きく成長させた方が差身のためになるだろう…」
あれ?さっきから「結婚」という言葉は度々聞くんだけど、篠宮隊長…なんかこういうことに疎い僕でもなんか篠宮隊長の頭の中が見えてきましたよ…
「お…おまえたちにはできないと思うが…わ…わたしが差身のご飯を作って…差身に仕事を教え…差身が立派な経営者になるように育て…差身が遅く帰ってきたらお風呂の用意をするんだ…それが差身にとって幸せなんだ…」
目をハスに向け顔を赤らめながら篠宮隊長は小さくそう言った。
か…かわいい…デレた篠宮隊長はかわいい…
目が完全に乙女。
あと、恋愛観がなんか物凄く純粋なんだよな。
確かに沙織達と一緒にいるよりも、篠宮隊長といた方が人生うまく行きそうな気がしてきた…
「デレ炸裂。まさに人妻プレイ『寝取らレーゼ』本領発揮」
天使がいつも通り無表情のまま淡々とそう言うと、テーブルに残っていたキスの天ぷらに手を伸ばした。
ま…間違いない…ここまで言われたらさすがの僕にも分かる…
篠宮隊長は僕のことが好きなんだ…