第12話 作戦会議
一時騒然となった部屋は何とか落ち着きを取り戻し、酷く大雑把だった作戦の詳細を詰めて行く事になった。
まあ、考えてみれば当たり前の話だ。ヴォルトが里を守り、ユリーシャがダーティラットを倒す。その大筋はいいと思うが、まず物理的にどうやってヴォルト1人でリカントを相手にするかという問題がある。
それを指摘したのは、先程も中々鋭い反対意見を出したローシェルだった。
「ヴォルト様の実力を疑う訳ではないんですが、どうやって1人で里を守るつもりなのですか?」
「確かにな。それは私自身どうしようかと思っていた所だ。リカント共は何匹居ようと私の敵では無いが、私を避けて里に侵入しようとする者をどうやって仕留めるか……」
「う〜ん……こういうのはどうかな? ヴォルトさんが居た洞窟に皆を連れて行って、その入口でリカント達を相手にするの。これならヴォルトさん1人で皆を守れるわ」
「いやユリーシャ、それだとそこまでの移動中に襲われた時にどうするかって問題がある。それに、多分エルフ達は里を離れたくはないハズだ」
ヴォルトが本当にリカントが何匹居ようと大丈夫だとしても、相手がバカ正直にヴォルトを狙って来るとは限らない。
相手が統率が取れているのなら、むしろヴォルトは相手にせずに別の所から里に侵入を試みるだろう。俺が統率者なら絶対にそうするだろうし、今回の敵は木を盾にしたりするぐらいだからそれほどバカじゃない。
だから、相手がヴォルトと戦わざるを得ない状況を作れないとこの作戦自体が成り立たなくなってしまう。
そう考えた時に、確かにユリーシャの案は悪くないとは思うが、移動に時間が掛かる事と、里を一時的にでも放棄するのはあまりいいとは思えない。
やはり、現実的に考えるとヴォルト以外にも何人かは里を守る為に戦いに出てもらうしか無いか……?
と思っていたら、ダンディエルフことフェアンドがこんな案を出してくれた。
「その事なら私に考えがあります。皆の魔力を使って、里の大半を覆う結界を張るのです。ヴォルト様が守る場所だけは敢えて結界を張らないようにする事でリカント達を誘導します」
「……フェアンドさん、その結界の強度はどれぐらいになりますか? 大した事無かったら、それでもヴォルトを避けて結界の方を狙って来るかもしれませんが」
「その点はまず心配ありませんよ、オリハル様。ただのリカントが相手なら傷1つ付けられません」
「成程、それなら強度は大丈夫だとして、持続時間はどれぐらいになりますか? ユリーシャがダーティラットを倒すまで持ちそうですか?」
「そうですね……里全体を常時覆いっ放しにするとしたら今の我々の魔力では30分程度でしょうか」
結界で守りを固めて、敢えて空けた穴をヴォルトが待ち伏せをして仕留める。
悪くない案だとは思うが、今度は守れる時間が短いのがネックになるか。多分ダーティラットが居る本陣にもリカント達は居るハズだから、突破してソイツを仕留めるとなると、流石に30分では時間が足りないんじゃないだろうか。
その懸念を伝えると、最初にユリーシャに食って掛かって来たイケメンエルフが案を出してくれた。
「その事ならそれ程心配する事は無いと思います。それは里全体を常時覆いっ放しにした場合の話なのですから」
「それは、実際はそういう風には使わないという事か?」
「ええ、全てを常時覆ってしまうのは正直無駄が多いですからね。フェアンド様が空からリカント達の動きを観察し、僕の通信魔法で里の皆に状況を伝えて的確な場所だけに結界を張るようにすれば、次回が仮に残り4千匹の総攻撃だとしてもその2〜3倍の時間は持たせられると思います」
「成程……ちなみに、普段は何匹ぐらいで攻めて来るんだ?」
「総攻撃は今まで1度もありません。木に身を隠しながら攻めて来るので数えづらいですが、普段だとその半分以下の数だと思います」
確かに、的確な場所だけに張るようにするだけで、結界の大きさは半分以下の大きさで済みそうだ。
単純に考えて、結界の大きさが半分になれば消費する魔力も半分になる訳で、そう考えれば確かに2〜3倍の時間は持たせられるだろう。
そして、普段の侵攻が1〜2千匹程度である事を鑑みるに、恐らく次回の侵攻で突然総攻撃になる事は無いだろうとの事だ。だとすると、単純計算で2〜4時間は結界が持つか。
しかし、それはそれでやり辛いな。むしろほとんど総攻撃にしてくれた方が都合がいい。そのダーティラットが居る所に攻め込むんだから、沢山の数で攻めて来て守りが手薄になってくれた方がありがたいんだが……。
その問題点を指摘したのは、恐らくこの里の長であろうフェアンドだった。
「なら、守りはそれで良しとしよう。次は攻撃の方ですが、敵陣にどれだけの数が残るか、それが最大の問題になると思います。敵の攻めが少ない場合ヴォルト様は楽になりますが、その分敵の陣地の守りは厚くなるのでこちらの攻め手が厳しくなってしまいます」
「でもそれはあたし達ではどうしようもないんだから、攻めも厚くするしか無いんじゃないかしら。ユリーシャさんとオリハルさんだけじゃなくて、あたしとローシェルも攻撃に参加するわ」
「そうだね、ボクもそのぐらいしか無いと思う。それ以上攻撃に人数を割くと結界の魔力が足りなくなっちゃうだろうし」
確かにフェリスの言う通り、俺達だけで敵陣に攻め込むのは正直言って厳しい。もし2千匹も残ってたらユリーシャだけでは流石に倒し切れないだろう。
後、やっぱりフェリスとローシェルの2人が戦闘が得意なエルフなんだろうな。後の8人は前までの戦闘の疲れで休息を取っているみたいな事を言ってたし、攻撃は少数精鋭で行くべきだろうからこの3人で行くのが最大戦力か。
だが3人だけで2千匹近いリカントを相手にして、更に敵将を討つとなると、まだ足りないな。何か他に手は無いか。向こうが思わず全軍を差し向けたくなるような手とかあると最高なんだが……。
「……フェアンドさん、今までの戦闘で生け捕りにしたリカントは居ませんか?」
「ええ、何匹かは捕らえてありますが……それがどうかしましたか?」
「そいつらを開放しましょう。そいつらにはメッセンジャーになってもらって」
「そっか、ヴォルトさんが生きてる事を敵に伝えて、敵の攻撃の数を増やさせるんですね?」
「いや、違う。目的はそうだけど、方法は違う。ただヴォルトの生存を伝えて開放しただけでは敵はむしろ警戒する。敵が頭の回る奴だったらこちらの作戦がバレる可能性さえある」
「えっ? じゃあどうするの、オリハルさん?」
「ヴォルトの生存を伝えるだけじゃなくて、更に降伏を勧告するんだ。こちらには転生したヴォルト・K・ゼウロスが居る、貴様等の勝ち目はもう無い、降伏しろってな。もしそれで素直に降伏したらそれはそれで良し、でなければ恐らくヴォルトを倒す為にかなり人数を増やして攻勢に出て来るハズだ」
ただ単にヴォルトの生存をアピールするだけだと、敵がその目的を考える余裕が出来てしまう。
そこで、こちらから降伏という目的を伝える。そうする事でこちらの目的は降伏勧告なんだと向こうは考えるハズだ。
すると、向こうはその降伏勧告に対してどういう行動をするか考える事になる。これまでずっと向こうが優勢だったのであれば、通常なら攻撃を続行するであろう。ヴォルトの名にビビったんなら降伏するかもしれないが、こちらの可能性はそうなればラッキーぐらいに思っておく。
そして、攻撃を続行するのであれば戦力を増強して来るであろう事は想像に難くない。今までの戦闘で里を落とせていないのだから、戦力を増強しないとヴォルトが守る里を落とす事など出来るハズが無いからだ。
後は敵がヴォルトの実力をどの程度に見積もって来るかになるが……。低く見積もって来る可能性は低いとは思うが、念には念を入れた方がいい……か?
「敵はヴォルトの実力についてどの程度の認識をしていると思いますか?」
「そうですね……ヴォルト様の実力は向こうも知っているハズです。その上で必要最低限の守りを残すとなると……オリハル様の策通りに行けばこちらへの攻めは3800ぐらいの数字になるのではないかと」
「残り200ね。それならあたしとローシェルだけでも何とかなりそう」
「後はそこのお姉さんが足手まといにならなければ、ね」
「うん、頑張るね、フェリスちゃんにローシェル君」
フェアンドの見積もりではそれ程の数字になるのか。
まあ敵さんがそこまで見積もってくれそうなら念を押さなくても大丈夫か。念押しに斥候に来る連中を皆殺しにするとかしといた方がいいかなと思ったりしたんだが。
それにしても、ユリーシャは良く言い返さなかったな。彼女は結構プライドがありそうに見えたんだけど、俺の見立て違いだったかなこれは。
まあ、まだお互いの実力は判ってないから、若そうなローシェルと違って冷静に対応しただけかもしれないけどね。下手に言い返しといて相手の方が強かったらアレだしな。
「じゃあ早速そのリカントを開放しに行きましょう。だけど、ヴォルトの生存そのものを疑われたら元も子も無いからヴォルトも来てくれ」
「ああ、分かった」
「後はユリーシャと、それからフェリスとローシェルだったか? お前達は先に休め。明日はお前達が主役なんだ、絶対に疲れを残さないようにしないとな」
「はい、オリハルさん」
「貴方の言う通りですね、了解しました」
「……は、はい、あたしも了解です」
ちょっと生意気な部分もありそうに見えた2人だったが、こんな見た目の俺の言う事でもちゃんと聞いてくれるみたいだ。
作戦会議にもかなり的確な意見を出してたし、その上で攻撃に参加出来る程の実力もあるとなると、この2人はエルフ達の中でも凄い方なんじゃないだろうか。
そんな訳で、俺はフェリスとローシェルの2人の名前を仲間にスカウトしたいリストの2号と3号に記録した。1号は勿論ジャガーノルドである。
「さて、大体の方針も決まりましたので、私とヴォルト様は捕虜のリカントの所に行って話を着けて今夜開放します。今までの敵の襲撃の周期からすれば、本格的な戦闘は明日の未明になると思われます。ですので皆さんは早めに休息を取るようにして下さい。それでは、本日の作戦会議は以上です。解散!」
最後にフェアンドの言葉で作戦会議の終了が告げられ、部屋に居たエルフ達は続々と退室して行く。
作戦の第1段階としてヴォルトには捕虜のリカントとちょっとお話をしてもらう事になっているので、ヴォルトはフェアンドと一緒に部屋を出て行った。
最後に部屋に残ったのは俺を首から提げているユリーシャと、フェリスとローシェルの2人も部屋に残っていた。何だろう、明日の事で打ち合わせでもしたいんだろうか。
ちなみにユリーシャが部屋を出なかった理由は単純だ。
「……わたし、どこに泊まろうかな?」
「そうだな……フェアンドさんに頼んでみるか? 里の長みたいだったし、何とかしてくれるんじゃないか?」
今夜の宿も決まっていないのだから、動きようが無かったのである。
そんな風にまごついていたら、エルフで妖精の羽があって桜色の髪で更に獣の耳と尻尾を持つという萌え要素の塊のような少女がおずおずと話し掛けて来た。
「あ、あの……ユリーシャさんっ!」
「うん? 何かな、フェリスちゃん?」
「あう……えっと、その……えと……」
「フェリス、何ならボクが代わりに話そうか? お姉さんすいません、こいつ人見知りなんですよ」
何? この娘、人見知りだと? そんなオドオドとされたらめっちゃ庇護欲をそそられてしまうじゃないか。ただでさえ萌え要素の塊だというのに、俺を萌え殺させる気かこの娘は。
「ううん、大丈夫。心配掛けてごめんねローシェル。……っ、ユリーシャさんっ、良かったらウチに泊まりませんかっ?」
「うむ、是非ともお願いさせてもらおうかな!」
「ひゃうっ! え、ええっと、んと、は、はい……お、オリハルさんも、ど、どうぞ……」
「いや、なんでオリハルさんが返事するんですか。ほら、オリハルさんがいきなり喋ったりするからフェリスちゃんがびっくりしちゃってるじゃない。まあ断る理由なんて無いし、わたしもお願いするつもりだったからいいですけど……」
ごめんなさい、人見知りなのに勇気を出して頑張ってるのを見せられたら、そのあまりのいじらしさに堪えきれなくなってしまいました。
ユリーシャの時も思ったけど、俺ってばもしかしたらガチでロリコンなのかも分からんね。
「……じゃあ、フェリスちゃんの家に案内してもらってもいいかな?」
「あっ……え、と……こ、ここ、です……」
「えっ? この家がフェリスちゃんの家なの? じゃあもしかしてフェリスちゃんって……」
「そ。さっきのフェアンドってのがフェリスの親父さんで、人獣族とのハーフなんだ」
「そ、そうなんだ……」
「あ、でもお姉さんが気にするような関係じゃないよ。2人は凄く仲良しだし」
まあ、里の長が他の種族との子を作ってるだけに、ハーフやクォーターへの風当たりは少ないと思っていいだろう。
親子の仲も良好なようだし、それなら俺からは何も言う事は無い。幸せな家庭が築けているなら何よりだ。
「まあボクの家はここじゃないけど、今夜はここで泊まらせてもらうよ。明日の打ち合わせもしたいし、色々と外の人と話もしてみたかったし」
「そっか、じゃあローシェル君もよろしくね」
という事は今夜は攻撃組3人で親睦会という事だな。
ちなみに今回俺はそれに参加するつもりは無い。ちょっと俺にしか出来ない仕事があるからな。
「じゃあオリハルさん、何かあったら絶対ソナーを飛ばして下さいね。わたし、すぐ駆けつけますから」
「ああ、元からそのつもりだから大丈夫だって」
俺は姿を長めの槍に変え、敵陣があるとされる方向が見通せる位置に立て掛けてもらった。具体的には、里の東端に建ててある物見矢倉の上に、である。
目的はその建物の目的と同じで、リカント達の襲撃に備えた見張りである。3日間戦ってきたエルフの予想を疑うのは忍びないが、俺はエルフが実は敵かもなんて想像をしてしまうぐらいネガティブだからな。
とは言っても、普段なら当然エルフ達の誰かが見張りに立っている。今日は睡眠が不要な俺が見張る事にして、エルフ達には明日に疲れを残さないようにしてもらったんだ。
「さて、まずは相手の位置を把握しておきたいな」
見張りを代わるというのは実は建前で、敵の位置を把握する事が本命の目的である。どうやらエルフ達は守るので精一杯で敵の位置は把握していないみたいだったし。
まずは話に聞いていた敵陣の方向にソナーを飛ばして、相手がどのぐらいこちらの反撃を警戒しているか探ってみるとしよう。警戒しているならこの方向には誰も居ないハズだ。
大体魔力を5千ぐらい使って、前方5km程度を走査する。これで見付かるような統率者なら大した知略を備えていない。
「──シン・サイレントソナー」
今回は勿論こちらの存在はアピールしない。
その上で魔力の厚さは精霊を呼んだ活発探波の時と同じにしてある。それですら一部の奴しか察知出来なかったんだから、隠密探波なら尚更敵に察知される可能性は低いだろう。
「…………居た。東に3kmの所か。数は確かに約4千。こいつらがリカント達って事で多分間違い無いだろう」
正直な話1回では見つからないんじゃないかと思っていたんだが、意外とあっさり見つかったな。
後は定期的にソナーを飛ばして敵の動向をチェックすれば完璧だが、いつも通りに溜めたら大体2時間半ぐらいで魔力が3千ちょっと溜まるけど、今夜は体内に溜め込まずに集めるだけ集めてそのまま使う。
そうすればここは草原の5倍ぐらいの魔力量があるみたいだから、おおよそ1時間で3千の魔力が集まる計算だ。それなら1時間毎に敵の動向をチェック出来る。
ちなみに敵の4千という数だが、詳しく訊いてみると最初は5千だったらしい。イケメンエルフが今回の戦いで通信や諜報を担当しているそうだが、5千という数は彼が羽で敵陣まで飛んで行って調べた数字だそうだ。
そんなの俺みたいにソナーを飛ばせば済むだろうと思ったんだが、どうも俺が使ってるソナーは特殊過ぎるらしい。
これは草原で精霊を呼ぼうとする前にユリーシャとヴォルトから聞いた話なんだが、普通の魔法使いが使うソナーには使用者の魔力の相とかいうのが付いていて、そのままではアクティブソナーになってしまうそうだ。
それが俺の場合、周囲の魔力を集めている為にその魔力の相と云われるモノが無く、俺がソナーを使うとデフォルトでサイレントソナーになる。
そして、ソナーをサイレントからアクティブにするのは簡単だが、反対にアクティブからサイレントにするには非常に高度な技術が要る。具体的には自分の魔力の相と相克の相の魔力を自分で作り出し、魔力の相を打ち消さなければならないらしい。その為、高い技術を求められる上に消費する魔力もかなり多くなるので広範囲を実用的にカバー出来る魔法使いはほとんど居ないそうだ。
それからもう1つ。
この世界のエルフには羽があって空が飛べる訳だが、羽そのもので飛んでいる訳では無い。実際には魔法で飛んでいる。羽はある種の魔道具のような役割をしており、その恩恵でさして労せずして空が飛べるそうだ。
その事は作戦会議の屋敷に案内される途中の段階でフェアンドに確認をした。何故確認したのかと言えば、簡単な話だ。相手がどれだけ策を張り巡らそうが、空中から魔法を撃ち込んでいれば絶対負けるハズが無いと思ったからだ。
そしてその答えはイエスで、確かにそういう戦法を取る事は出来る。しかし、飛ぶのにも魔力を消耗する為、戦闘中ずっと飛び続ける事は不可能だ。攻撃しなければかなりの長時間飛べるそうだが、敵に攻撃もしながらとなると30分も持たない。
しかも今回は厄介な事に敵がリカント。身体能力が高い種族である為、かなりの高度を保たなければならず、敵との距離が離れる事で魔法が当たりにくくなってしまう上にその俊敏性で着地点に回り込む事も出来てしまう。
更に、敵の数がかなりの数に上るので魔力の消耗は極力避けなければならない。だからエルフ達はリカント達と地上で戦っていたという事だったらしい。
「さて、敵さんが動くとしたら日付が変わる時間帯ぐらいからかな?」
現在の時刻はおおよそ午後の9時を回った辺りだろうか。
先程解放された捕虜のリカントはそろそろ敵陣に帰還を果たした頃であろう。さて、どんな風に報告されて、ダーティラットとやらはどんな戦法を取るか……。
──そんな、今回俺が自信満々で採った作戦は最悪の事態を招いてしまう事になる。
どうも、何かこれでも投稿が結構早かったなと思ってしまう遅筆作者でございます(汗)
次回からバトル開始ですので、何とかテンポ良く上げられたらいいな……。(  ̄- ̄)
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これからもこんな不定期な小説ですがよろしくお願い致しますm(_ _)m