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ゴブリンキングの休憩  その11

四層目だ。


なぜか草が生え木もある。

?

暑さは変わらんのにな?

よほど丈夫なんだろうか?


ほら。

池みたいのまであるよ。


ん~。

自然がいっぱい?

池の水も沸いてない・・・なぜ?

それも冷たいとか・・・。


ふーむ?

なんだここ?


とかやっていたら。


グール子がデッカイ生き物に食われた。


正確には襲われたんだけど・・・襲ったほうが今ジュルジュル融けてる。

顎が腐って地に落ちて・・・

眼と頭蓋骨が地面に落ちる頃。

やっと抜け出したグール子が・・・


『あ~ん。びっくりした、死んじゃうかと思ったわ~ん。』


おい、お前一回死んでたよな?むしろ今も死んでる感じじゃないか?


グール子を突然襲ったのは二足歩行の鱗のうす赤い頭でっかちの首の短い龍・・・ティラノサウウルスみたいなやつってティラノサウルスってなに?

頭は小さめの角がいっぱいあったような。


胴体も腐って融け始めているので食うわけにもいかんし、とにかく臭いが凄いので移動する。


ともあれ襲ってくるので警戒しながらまってて来たら肉ゲットってことで。


上への道も探さんといかんし。


さくさく進もうって思ったら。

『今のあれファイアードレイクじゃ?』っとメアリー

『ですね~火を噴くはずなのに。いきなり噛み付きできてますね?なんでしょうね?』


ふーん、ドラゴンブレスが使えるのか・・・わしと同じだね~・・じゃない!


ファイアーレジスト系の魔法をはってるのに気がついてるからじゃないかということで意見がまとまったようだが。


よくみてると、二足歩行のだけじゃなくてトリケラトプス(ってなんだ?)とかケツアルコルトル(ってどういうのだ?)に、似てるのもいた。


まぁ、数度襲われたので肉は貯まっていった。


いや~空から襲われるは。

暴走した群れが角を振り立て襲ってくるは。

いろいろ、あったんだが。


四層目も真ん中ぐらいに来たらいきなり風景が変わった。

岩場だらけの場所でやたらと蒸し暑くなったFRP使ってるのにこんな感じだとは・・・・


湿気が高すぎて汗が出ないと言う・・・

出ても実際には蒸散してるはずなんだけどそれを超える湿度?


でもって、水蒸気が過多なので霧がかかってるように見えるその霧の向こうに巨大な何かが動いた。

緑色の鱗をしたファイアードレイクの2倍以上は体長がるんじゃないかと思うその巨躯は地響きとともにわしらに向かってきた。


『おぉ、レッサードラゴンだ!』とメアリー

『ですね~、羽ありませんから飛びませんけど危険な相手ですね~』とポー


『皆の者!肉の追加が来たぞ!!!』と、わし


『『『『『『お~!!』』』』』


雷撃を纏った戦槌のイミルとリミルの打撃を受けても衝撃に身をよじっただけで見た目に被害が出てないレッサードラゴン。

それどころか群がっていたわしらの方にブレスをはいた。

ヘルハウンド達が楯を掲げて防いでくれた、もちろん魔法の加護もあるが。

楯の隙間から槍でけん制する。


後衛のマツハとホーリィは魔法を練っている。


下忍牙狼族はレッサードラゴンの眼に礫を放ってけん制し、注視し隙を見逃さずに、一つの群れと一つの影が動いた。

群れは一角牙狼族で、岩場の地面に接地するかの低い姿勢でレッサードラゴンの巨躯を支える4本の足に向かって4つに分かれて疾走する。


もう一方の影は岩場を駆け上ってハイジャンプをきめる。

『お~ぱんつ~まる~みえぇぇ~!』とわし。

だからミニスカートでジャンプすんな!いや、老婆心だ。


そう、パンツロードだ。


そこから大楯を構えた状態で空中ダイブ。

気闘法で強化されたランスがレッサードラゴンの背に吸い込まれるようにパンツロードごと激突した落下速度+膂力+パンツロードの体重(そこは小さめでお願いしますと後で言われたがどう?本当のとこ?)加算系のダメージはドラゴンの鱗を突きぬけ強靭な筋肉の束を弾けさせた。


少しめり込んだのか抜け出すために必死でもがいているパンツロード。


足にたどり着いた、一角牙狼族の一斉攻撃が始まった。

だが、振るう刀何か硬いものに阻まれているのか高い金属音を奏でてなかなかダメージを与えられない。


パンツロードが邪魔で決定打の魔法が撃てなくなったマツハとホーリィがダメージ遮断の障壁と魔法の楯の大量展開でサポートに徹する。


長い首をうならせ噛み付き攻撃を行ったレッサードラゴンの頭をイミルとリミルが同時に見事な一撃?(二撃か?)を見舞って頭を跳ね上げる。


上体を振り上げ後ろ足に体重を預け前足を地面から離すレッサードラゴン。


散開しろ!誰かが言った。

振り下ろされた両前足が地面に接地。

爆発が起きた。


『ぺっぺ。レッサードラゴンが気闘法?』とメアリー

そうだ、この爆発めいた一撃はそういうものだ。


爆風と衝撃にあおられた前足付近にいた一角牙狼族達は離脱の勢いと被りかなり飛ばれていたダメージを受けて動けないものもいるみたいだ。

そこに《快癒》の魔法が飛ぶ。


何とか立ち上がる。

一角牙狼族達・・・もちろん後ろ足側にいたものも無傷ではなかったが。


『んげ。』何とか脱出したパンツロードが地面に落ちてきた。


すかさず、抱えあげて逃げ出す後ろ足側にいた一角牙狼族達。

前足側も逃げ出している。


なぜかって。


空を力場の柱が埋めているのみたら逃げるよ普通。


落下する柱の群れ。

ズン!ズズーン!!と連続した音と地響きが響き渡り余韻が終わった後・・・レッサードラゴンのいた場所を見ると確実に挽肉にでもなったと思っていたレッサードラゴンはそのままの姿でいた・・・・一度空に向け咆哮と火線のブレスを吐き、そのまま崩れた。

今の一撃、わしらに向かっていたら対応できただろうか?

ちょっとわしも怖くなった。


近くによって生死を確かめる。

死んでた。


パンツロードが攻撃した背中のダメージは背骨の一部を破壊していたようだ。

それでいてあの無茶な動きをした後で柱の群れを受けて背骨がくだけ動けぬところに更に降る柱。


頭蓋の頭頂部を左の眼窩を破壊されてもなお戦うことをやめようとしない。


単純に生命力の強さと言うだけでおさめていいのだろうか?


『龍のみの何かがあるんですね~。それが何かはこのダンジョン攻略で分かるでしょう。』とポー




その後、レッサードラゴンとは5度ほど闘った。


肉集めが済んだと同時に、五階層に向かう道を見つけた。


早速、料理の準備を始めさせる・・・ちっ!学んだな、コテージの設営してやがる。


ペロッと舌を出して、わしの真横を通り抜けたヘルハウンドを苦笑いで見送ってやった。


今日は、これで肉食って休もう。


5階層目もさぞきついだろう戦いを思いながら。





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