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ゴブリンキングの休憩  その3

ダンジョンに入ったわしらは長い坂を下っていた。

やたらと絵や色もさまざまな明かりを灯す石などが埋め込まれている不思議な壁や天井・・・

わしにはわからんがマツハが『・・・・かわいい・・・・ネ・・・・』とか言ってるのを聞いたのでそんなもんなのだろう。


ミリルとイミルが普通に動けるほどデッカイ通路なんだけどね。


さっきまでの階段はこの二人にとって足裏マッサージ状態で痛かったそうだ。

だろうなぁ~。

わしらが普通に歩けるってことは・・・ちょっと痛いわな~。


坂楽~っとリミルがほっとしてる。

よっぽどだったんだな。


坂を下りきったところに両開きの扉がある。

それも結構かわいいんだろうと思えるレリーフが・・・犬が二頭描かれているレリーフだ。


下忍コボルトが罠とかをチェックしてくれる。

鍵はかかっていないようだ。

罠もなし。


『よし!開けろ!』


『はい』

『ホイ』

と、ミリルとイミルが軽く開ける。


奥に長いだだっ広い部屋だ。

奥のほうに何かいるな~?

鎧を着た犬?が立っている。

なんだろう?コボルトよりでっかいしむしろ・・・ヘルハウンドたちより大きいかも?

だから、あえて犬?と表現させてもらう。

左腕に丸い楯をつけ右手にはランスを持っている。

白銀の装備は磨き上げられわしの目にも素晴らしい物だとわかるぐらいだ。


で、その犬の脇に四つんばいの普通の犬・・・ちょっとでっかいか?


立っている犬が

『我はグーファ。我が愛犬プルータス共に貴公らを打ち倒すものなり。』


だそうだ。


ようは倒して進めってことだろう。

さっさといこう。


だって、一対多のこの状態って絶対負けないでしょ?

かっこつけてるあいつが馬鹿に見える。


愛犬プルータスにまたがり颯爽とランスを構え向かってくるグーファ。

早足から失踪に変わるころそれは起きた。


部屋いっぱいに横に並んだ無数の騎士の姿・・・・

分裂したのだ。


下忍コボルトが分身の術のようなものでしょうか?

と、呟いた。


何それ何それっとメアリーが言っている。

ダンジョンに本を持ち込めなかった為、機嫌の悪いポーもアーカイブを展開して何かを検索し始めた。


ミリルとイミルが前に出て線槌で突進を打ち払うが全てではない為ダメージを受けている。

牙狼族の司祭とシロの回復魔法が飛ぶ。


雷撃をまとって戦槌が振り下ろされ何騎かの敵を屠るが、屠られた敵は光の粒となって消える・・・・


なぜか部屋の奥のほうにグーファがプルータスに跨った姿で現れる。

再び突撃と共に分身分裂・・・横並びになって襲ってくる。

再び突進だ。


こんどは斜めに偏った突撃だった。

リミルが狙われて集中的な攻撃をうけた。


回避や回復が間に合わずひざを突くリミル。

金の髪の毛が波のように見えた。


とか言ってるうちに元の位置に戻ってるグーファ


まったく・・・

わしは手を打ちながら

『ハイハイハイ。お前らそろそろ本気でやってくれよ!』と言った。


わしの声を聞いた全員は闘志の増した目で相手を見た。


『来るぞ!』


突撃分裂真ん中が飛び出た形で突進してきた。

強行突破か?


一番先に動いたのは下忍コボルトだった。

相手に向かって突入し一体一体調べるような動きをしていたかと思うとクナイをその一体に投げつける。

それと同時に赤エルフが動く全体に炎の壁を作った。

そんなもので突進をとめられる訳がない。

あっさり突破されるがマツハの範囲魔法の爆発。

水蒸気爆発を連発で横に並べたのだそうだ・・・。


それをかいくぐった敵がふらふらと前を横切るグール子をランスで突き刺す。


『あぁ~ん、ふっとい。そんな強引に~!そんでもってはげし~~~ん。』おい!!お前!!本当にまじめにやってるか?

とか言っているうちにグール子の血を浴びたグーファがプルータスごとジュルジュルと溶け出した。

一瞬の迷いがあったようだが、だいぶ減ったが突撃を止めないグーファ達。


『復活!!』雷を纏ったリミルがイミルと共に戦槌を横に凪いだ。

何騎かのグーファが巻き込まれ光の粒に・・・


突進を完全に躊躇しもとの位置に戻ったグーファ。


3騎ほど残った分身を見て自分の戦略の変更を考えていた。


完全にさっきとは違う・・・めちゃくちゃで連携もあったものではない・・・いったい・・・そのとき衝撃と共にプルータスの首が切り落とされ、自分の胸に剣が生えているのを見た。


『なに!』


そして光の粒になるグーファ・・・


そこに立っていたのは、パンツロードだった。

『いや~本物かどうか自信なかったんですけど、下忍コボルトさんのクナイが刺さってたからあってますよね?』


彼女は気闘法で気をためながらここまで移動していたのだ。


めちゃくちゃ派手だったのは彼女を隠すための目くらましだった。


残りのグーファの分身も光の粒になって消えた。



『ぬお!一匹も食えんのかここ・・・強くなれんではないか。』とわしは言うもののちょっと満足していた。


下に行く通路を下忍コボルトが見つけた。


倒すと出てくるんだろか?


まぁ、いい次は食える敵だろうか?


さぁ、次にいくぞ~!!!


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