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ゴブリンキングの鳴動  その2

第二ゴブリン城はメアリーと棟梁に任せて足りない人員は兵や住民の一斉導入での人海戦術で行うことにする。

いや~はかどるなぁ~。

そんなことして国民から苦情が来ないのか?とか思うでしょ。

わしは今まで魔神からのお宝でやってきていたので人間族の国で言うところの税金を取ったことがない。

だから少し働けといってみた結果だ。

岩山での工事のような無理なことはさせてないので、皆楽しそうだ・・・もともと体を動かすのが好きなやつらで助かる。



第二ゴブリン城をなぜ急いでいるかと言うと。

立地条件だ。


ゴブリン城の南にフォロボスがあり、その場所に建っている第二ゴブリン城。

で、西にあるのがエルフ城。今はハクがいるので半分コボルト城。

位置的に考えると、そのどちらかにオークキングが通る形になるみたいだとポーとメアリーが言っていた。

だからこそすっげぇ~城を作って迎え撃つつもりなのだ。


で、ハクのほうはというとダニーからイグドラシルの実を売ってできたお金で、城と町を直しているとか城の外に前に設置していた迷宮設置の魔法の修復などをしている。

エルフ達の魔法の知識や、ハーブなどの野草などの知識が役に立ってるとの事。

仲良くやれよ。



オークロードと戦うようになるとしたら。

わし・ハク・リザードマンキング・赤髭・ビシュヌと戦う羽目になる。

どちらから来てもそれは揺るがない。


勝てるどうかは別問題だけどね。


出来れば森の外の話で止まってほしいなぁ~


いまさらだけど、北の果てには巨人の国。

南の果てにはドラゴンの国があるんだとか。


わしが食ってたドラゴンよりは遥かに強くてデッカイのが棲んでるんだってさ~。


巨人って言ってもわしらがこないだ戦ったジャイアントなんかでおよびではないほどの強いのがいるんだとか・・・う~ん、食えば物凄い力が得られそうだけど・・・喰いにくさも強くなるんかな?いやだな。


両方の国の方達来ないでくださいね~。

わしは平和が好きです。



さて、オークキングの話だが。

今のところ雪に阻まれて進攻が止まっている。

まぁ、その分繁殖に費やしてるみたい。

これが実にやばい。

オークの繁殖力はかなり強い。

一年たたないうちに子供が生めるようになるんだ。

その後の成長は緩やかだが。

寿命も短い。

ボアオークとかハイボアオークとか上位種になると人間並みの寿命になったりもっと長生きしたりもするが・・・


なので、わしらあせって城を直したり作ったりしてるんだよ。

わしらのほうも小雪が舞っていたりするが、そんなに積もらないしね。


第二ゴブリン城の周辺何ヶ所かに砦も作らないとね。

あ~いそがし。

春を迎える前に農地の開拓もしなくちゃ。

戦争になるかもしれないのにと思うでしょ~しなかったら、収穫できればそれを備蓄できれば篭城もしやすくなる。

戦争なんて基本収穫後にあわせてやるもんだよ。

まぁ、普通はそんな感じ。

人間族はそうしてるみたいだね。

魔族の、わしには関係ないけどね~。

まぁほら、メアリーが言うからね~。


メアリーが、大声で指示出してる。

木の枝でノールやゴブリンロードはてやガークの男までぶたれて怒鳴られてる。

すっごい恐縮して皆ペコペコしてるし・・・あんな姿わし見たことないよ?

あれ?わし王様だよね?



仕事は山ほどあるしオークキングのことも気になる。


急げ~皆の者!!



とりあえず、移動を楽にする為に飛行船を買った。技術供与のこともあったが、一隻だけ買った。

量産は難しいかと思ったが、ポーのアーカイブによるとなんとか魔法技術的に何とかなりそうだった。

飛行船を飛ばすには飛空石という魔道石の生成をしなくちゃいけなくてね。

その材料が希少で・・・・って、今まではね。


フォロボスは魔素で汚染されてて魔素が凝縮して石になってたり金属になってたりしてるのもあったりしてね、その中の一部が使えるのね材料に。

まぁ、これは機密にしておこう。

他にも使えそうだからな。



わしはあの地で温泉はあきらめていたのね。

温泉が出る場所がないのである。


水も井戸と湖になった毒沼の水と運河の水しかないからだが、ポーの知識が役に立った。


竈や火の必要なところに火の精霊と風の精霊を呼んで使役することが出来る札とかを使えば薪がなくてもお湯が沸かせたり肉が焼けるそうだ。

少し、何か喜ぶような物を精霊に上げる必要があるそうだが。木の枝だったり油だったり団扇で扇いだりとかいい香りのするお香だったりなのでそんなに面倒な取引じゃない。


その技術の応用で温泉のような物を作れるみたいだ。

浴場というらしい風呂の大きいのだと思えばいいらしい。


連絡用に水晶球をハクとわしとゴブリンジェネラルと上忍コボルト・グレムリンの1匹・メアリー???に渡した。

これも技術協力に一部だ。

生意気にもグレムリンも上忍コボルトも魔力持ちらしく・・・この水晶球が使える。

だが、わしが使えない。


ゴブリンジェネラルは雷の称号がついたときに魔力持ちになったらしく使える。


くっそう!うらやましいぞ!!!


持ってるだけ~


誰か連れて動かなくてはいけなくなったのでパンツロード種をつれて歩くことに・・・しばらくシロをつれて歩いてたのだがダニーやメアリーに誘拐されちゃうので、必要な時に使えないからだ。

上忍コボルトとグレムリンにオークキングの様子を見てきてくれるように頼んだ。




とにかく、飛行船でゴブリン城やら第二ゴブリン城やらハクの城やらあちこち行く事になった。


なんだか忙しいなぁ~。

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