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木の棒の裏話  作者: 木の棒
第1章 伝説の木の棒 前編
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第6話 気軽に

 ライトノベルとは何だろう?


 私はある時その疑問にたどり着きました。


 私はすぐに、ググっと!調べてみました。



 私の結論は「気軽に読める」でした。


 大事なことだと思いました。


 なぜなら、その症状はすでに私の身体を蝕んでいました。



 「読んでいて疲れる」



 前話で出てきたような特殊な小説では無く、いわゆるテンプレ展開なんだけど、読んでいて次第に疲れてくるようになりました。



 私はどうして自分が疲れているのか考えました。




 複雑な新しい設定を頭に入れるのが疲れる

 レベル、ステータスを見るとだいたい数字の桁が多すぎて数えると疲れる

 聞きなれない世界名、大陸名、国名、フルネームで登場する人を覚えるのが疲れる

 終わりがあるのかどうか分からないから疲れる

 読んでいくとどこかで読んだ気がして疲れる

 学園編が始まると、教師、上級生、同級生、下級生が一気に出てきて疲れる

 王女を見かけると疲れる

 etc…



 私は疑問に思った。


 ライトノベルとは気軽に読めるものでは無かったのか?!


 違うのか…何か重大な見落としを私はしているのだろうか?!




 私は何か…どこかでこの「疲れる」という感覚を感じたことある。


 それを思い出した。


 その言葉は…



 パルスn〇ファルシn〇ルシがパージでコクーン



 こんな感じだったと思う。


 いまググっと見ただけなので、正確には覚えてない。


 いや覚えたくなかったのだ、こんな言葉。


 私は思った。



 …………………頭大丈夫かこいつと。



 国民的RPGなら、遊び手が何でも受け入れると思っているのか?


 脈々と受け継がれていく言葉や世界観を何だと思っているんだ。


 聞きなれた言葉だからこそ、すぐにその世界観に入れてファンタジーを満喫出来る。


 そして、聞きなれた言葉を上手く使って、期待を裏切って、わくわくさせて欲しい。


 新たな物語を作る以上、新しい設定は必ずある。


 でもそれは優しいものであるべきだ。




 私は自分が小説を書くときに、情報をなるべく少なくしようと心に誓った。



 設定はシンプルに

 人間を数値化しない

 世界観はどこかで聞いたことがあるような神話や伝説を

 国名はいらないようにする

 苗字は書かない

 登場人物は少なく

 学園編は要注意

 王女は簡単に見かけない、話せない、惚れない


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