6月1日 その四
短いです。
『…ここは何処だ?』
「私の空間だ!」
『誰だお前。』
目の前には[女神?]がいた。
……神かどうかは分からんが。
「聞いて驚け!私の名はテュケだ!」
『……テュケって言われてもイマイチピンと来ないっつーの。』
「なん………だと。」
『をい』
「まぁ、簡単にいえば[運の神]だな。」
『あぁ、俺の種族と似たようなものか。』
「……お前…何者だ?」
『神人ってやつだな』
「お前………まさか、戦いに来たのか!!!」
と、言って ふぁいんてぃんぐぽーず(あんまり似合ってない) を取るテュケだが……
『お前が呼んだんだろが。』
「……あ、そうだったの。」
『それで?何故俺を呼んだんだ?』
と、いうか色々キャラ変わってんぞ。…可愛いからいいが。
「創造神様が「決めた条件をクリアした人に、ユニークスキルを差し上げろ」と仰られたの…」
なにか副音声がきこえたが…まぁいいか。
『あぁ、成る程。 因みに条件は何にしたんだ?』
「①女神像の見た合計分数が五分以内であることと、
②女神の笑う所を見ること。
なの。」
『っていうか、どーして笑うんだよ女神像。あれ多分素材石だろ?』
「[物作りの妖精]がどうやら張り切り過ぎたみたいなの。」
『をい、張り切り過ぎだろ妖精………。』
「でも、今回の条件を考えるのには助かったの。」
と、笑いながら幼j…テュケは畳で煎餅を食ってた。
『っておい。何畳で煎餅くってんだよ。ファンタジー何処行った。』
「…あ、そうなの!スキルあげないとなの!」
『おい誤m「はいどうぞなの!」
[幸運]…何かいいことが起こる。付けると、[運の神の加護]が手に入る
[運の神の加護]…LUK+200%
「ついでにこれもなの!」
[拡張喉飴]…スキルスロット+1
[偽りの腕輪]…種族を偽れる
『おぉ…ありがtっておい、ごまかすんじゃねぇよ。』
「チッ、おぼえてたかなの。」
『をい。』
「…先の地域のことだから、伝えたくなかったの。
このずっと東に貴方達の住んでいるような島国があるの。
そこに居るテラスっちにもらったの。」
『…テラス?それって、天照大御神のことか?』
「ん、そーなの。」
『mjk……まぁ、いいや。そろそろ戻らないとあの2人に怒られそうだから戻してくれ。』
「分かったの。」
テュケが何か唱えると世界が変わり、数秒後には唖然とする二人の顔があった。
〜説明中〜
「チートね。」
『チートだな。』
「それよりも早くフィールドに行こうよ!」
『飽きてんだろお前。』
〜始まりの草原〜
今度は何事もなくフィールドに出るとこが出来た。
「そういえばshine、あんた種族特性持ってないの?」
『あ、ステータス見たけど祝福確認してねぇ。』
祝福とは種族によってもらえる特性のようなもので、効果が強いものが多い。
確認したところ…
[ヘルメス]…VITを−95%する変わりにINT+190%、STR、DEX、AGI、LUK+75%する。
[神の威厳]…エンカウント率−90%(格上に無効)
となっている。
レベルが上がったらモンスターが出てこなくなりそうだ。
そのあとすぐに
[スライム]
『スライムktkr!』
「ここはβの時と変わらないのね。」
『取り敢えず殴ってみるか。』
「スライムには、魔法n『おっ倒したぞ。』いや何でよ……。」
サクラの話によると、ここにいるはずの鼠には[危険察知(微)]が、スライムには、[物理耐性(微)]が付いているらしく、鼠は魔法などの遠距離関係が、スライムは[殴る]などの短距離関係が効きにくいそうだ。
まぁ、倒せたから気にしなくていいな。
文字通り湧いてくるスライムや鼠を十体程倒すと、LVUPした。
因みに神人やその他の種族の必要経験値は人を十とすると……
亜人………十三
獣人………十五
と、なるそうだ。
神人ともなるとそれ以上になるかもしれない。
何故こんな話をしたかと言うと…
「やった!LV3!」
「私はもうLV4よ。」
あいつらのスピード速えぇよ!!
『……ステータス見てみるか………。』
[shine 34(59) 4(1) 53(153) 33(57) 35(61) 33(57)]
『!!?!???!!!?!!!?!』
み、ミナカッタコトニシヨウ……………
非現実で現実逃避をしながらレベル上げ。俺のレベルがもう一つ上がるまで戦ったあと[IO]を一旦(強制)終了した。
11:30 〜家〜
二人はまだ降りて来ないので昼飯の準備。まぁ、レトルトとパスタの麺を茹でるだけだが。
三分ほどすると、妹だけおりて来た。
『桜空姉は?』
「カロリーメイトでくいつないでるって。」
『何やってんだか。』
「それよりも早くご飯!」
『はいy「いただきます!」……急ぎ過ぎて喉に詰まらせんn「ごちそうさま!」…………。』
はぇえよ。
まぁ、俺はゆっくりたべますかね。
三十分後、きちんと片付けまで終わらせた俺は[IO]へとログインした。
さて、何をしようか。