6月1日 その三
『よし、早速f「ちょっと待ちなさい。」グェッ』
…出鼻思いっきりくじかれた…
「shineまだ、スキルと装備もらってないでしょ。」
『………あ。』
カンゼンニワスレテマシタ……
ログインしたての状態は例えるなら裸と同じ状態だから、このままだと確実に死ぬ。
危ないところだった……
『んじゃ、教会行くか。』
「因みにshineは何の職業にする?」
『とりあえず(・・・・・)魔法使いにするつもりだ。』
「それもそうね。INT上がりやすいし。」
と、これからなる職業の話をしながら教会へ向かった。
教会に入ると
[スキルを入手しますか?Y/N]
イエスっと
[ではこの中から15個お選びくだ下さい。]
五分後…ズラーーーっと並んでいたスキルの中から事前に決めていたものを選んだ。
[見習い魔法使いLv.1]
[見習い錬金術師Lv.1]
[殴るLv.1]
[走るLv.1]
[投げるLv.1]
[杖Lv.1]
[火属性適性Lv.1]
[風属性適性Lv.1]
[水属性適性Lv.1]
[鑑定Lv.1]
[気配察知Lv.1]
[隠密Lv.1]
[麻痺耐性Lv.1]
[毒耐性Lv.1]
[魔力回復Lv.1]
メインジョブは魔法使い。サブジョブが錬金術師。両方に相性の良さそうな杖と、魔法を使うための属性を3種類。これをメインウェポンとし、サブウェポンとして、リアルの技を活かすためのスキルも手に入れた。
それ以外にも最初は取得を諦めていたスキルも取れて大満足だが、さすがにあのスキルの量は多すぎるな……
事前に決めてなかったらかなり時間食われるだろうに。
後、魔法使い用のアイテムと、錬金術師用のアイテムを貰った。
[見習いの杖]
[見習いの魔法職が手にする最初の杖。]
[初心者用錬金キット]
[初心者用の錬金キット。錬金術に使う物が入っている。]
さて、あの2人はどうしたんだ?
『2人はスキルどうしたんだ?』
「私の場合は8個ね。」
[見習い魔法使いLv.1]
[見習い料理人Lv.1]
[杖Lv.1]
[火属性適性Lv.1]
[精霊術Lv.26]
[鑑定Lv.1]
[採取Lv.1]
[魔力回復Lv.1]
「私は10個だよ!」
[アサシンLv.54]
[見習い細工師Lv.1]
[爪Lv.1]
[投げるLv.1]
[夜目Lv.1]
[隠密Lv.1]
[鑑定Lv.1]
[採取Lv.1]
[罠作成Lv.1]
[伐採Lv.1]
『俺はスキル数15でこんな感じだ。』
「さすが神、チートね。」
「[見習い魔法使い]で[殴る]なんて聞いたこと無いよ……。」
『ほっとけ。』
「付けられるのは7個までだからね?」
『分かってるから大丈夫だ。』
俺はスキルの中から
[見習い魔法使いLV.1]
[杖LV.1]
[火属性適性LV.1]
[鑑定LV.1]
[気配察知LV.1]
[走るLV.1]
[魔力回復LV.1]
をセットし、INVENT ONLINE始まってやっとフィールドへ向かうことにした。
東門へと向かう途中にある像をちらっとみたところ、そこには無表情で遠くをm…あれ?
今笑った(・・・)?
[イベントクエスト 女神の微笑み を受理しました。]
[転移します。]
『ゑ。』
俺は状況が全くつかめないまま、この街から転移した。