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Invent Online   作者: 闇海枯葉
IOスタート!
2/23

6月1日

書き直し (H29.07.18)

六月一日。正式にゲームがスタートする日だ。姉妹にゴリ押しされた身ではあるが、昨日は楽しみすぎてあんまり眠れなかった。子供か。


[Invent Onlineへようこそ!]

[まず初期設定を行います]

[キャラクター作成を行います]

[既に作成済のキャラクターが存在しています]

[既に作成済のキャラクターを使用しますか?]

[はい] [いいえ]


[作成済のキャラクターを使用します]


[次にキャラクターの名前を設定して下さい]

[NAME:____________]

[他に同じ名前が存在しないか検索中………]

[存在しませんでした]

[NAME:shine でよろしいですか?]

[はい] [いいえ]


[次に種族を設定します]

[それぞれの種族の特徴は音声にて対応いたします]

[人 獣人 亜人 ランダム]

[獣人と亜人には三種類ずつあることにご注意下さい。]


『なんかここまでSFチックすぎて言葉が出なかったな……。とりあえず、ランダムはどんなのかっていうのと、やり直しはできるかについて教えてくれ!』


ちなみにこのとき俺は宇宙を模した空間にいた。真下に海の比率が大きい地球のような惑星があり、今思うとこれが今回の舞台なんだろうなと想像できる。


[ランダムは選択可能な八種類に加えて、選択不可能な五種類から決定します。]

[ランダムで決定した種族は変更不可能です]


『と、なると俺にとっては特にデメリットは無しか……ランダムでお願いします!』


[ランダムを選択されました]

[本当によろしいですか?]

[はい] [いいえ]

[……………Now Loading…………]



ここで俺は選択不可能な選択肢については何も考えていなかった。エルフにでも当たれば楽しく遊べるだろうなとか、パワーファイターよりかは魔法で戦いたいなとかせいぜいそんなもんだ。


だけど俺はこのとき失念していた。


俺の、

此処一番の時の、

引きの強さ(・・・・・)を。












[おめでとうございます!]

[NAME:shine はシークレット【神人:知識神】に選ばれました!]

[尚、変更は不可能です]


『お、おう。』


この時の俺は喜びや混乱よりも、ある種の面倒くささを感じていた。


『……とりあえず合流するか。』


[その他の必要事項はログイン後の教会または、メニューのヘルプからご確認下さい]

[これでここで行うことについては終了です]

[他にご質問がなければゲームは自動的にスタートします]


始まる演出だろうか?体の周りに光の渦ができはじめた。




[貴方が善き隣人であることを望みます]




俺が光に飲み込まれる前にそんなことを言われた気がした。そして____________







おれはこの世界に降り立ったのだ。


『もうあの二人はログインしてるんだろう。早く合流しないとな。』

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