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第9話 導き

「着いたよ。」と言われ近くの草の茂みに身を隠す黒竜さんは用があるとかなんとかで、あさっての方向に飛んで行ってしまった。そして小声で

「何処にいんの犯人は?」と問うと

「あの、洞窟の中だよ、沢山の物を奥に隠して、周りの動物なんかを無理矢理従えて小さな王国作っているの!」と言うので、私は「まじか。」と小さく口の中で呟いて転がす

「…………」と痛い沈黙が落ちた。私は我慢できずに鑑定やら、探知やらを発動したのだが、初歩的なミスをやらかした。まず、鑑定は対象が見えないといけないし、洞窟の中は魔力が入り乱れていて探知不能だった

「………」このまま、ここでじっとしているか、あの中に突撃するか、さて悩みものだな、と考えていると

「あれ?もしかして、お前ならバレずに中に入れるんじゃね?」と、小声で森の精霊に声をかける、すると

「うん、できるよ。」呑気に答えるもんだから

「最初にいえや‼︎」と叫んでいた。すぐに口を塞いで草の中に潜る

「取り敢えず中にどれくらいのモンスターがいるのか、一番強いのはどれなのかって言うのを調べてきてくれ。」と言うと

「わかった。」と言い、静寂が落ちた、そして、物の30秒も経過せずに戻ってきた

「一番強いのは、だーく・どらごんって奴で他のはゴブリンとかが30体くらい。」何故ダーク・ドラゴンの発音が怪しい?まぁ、それくらいなら、一旦草の中から立ち上がり洞窟の中に歩を進める、そして、中にいるモンスター達を一瞥してこう言う

「初めまして、そして、さようなら。」と言って闇魔法 影縛りを発動する本来は相手から体力と魔力を奪い取る縛り技だが、今は拘束技として使う、そして

「圧縮。」と言い、手をゆっくり上げて握るモーションをすると敵の頭が果物が破裂するように潰れていく返り血がこちらに来て顔を汚してしまう、服には付かないようにしなきゃと思い洞窟から一旦距離を取るーーーまぁ、返り血気にすんだったら、そういう殺し方すんな、と言う意見は無視してーーー洞窟から出ると空から三体の黒いドラゴンが舞い降りてきた。すぐさま鑑定を発動する

〈名称〉ダーク・ドラゴン LV.23/100

〈スキル〉【圧力LV.7】【刷り込みLV.7】【幻覚

LV.4】【瞬間再生LV.5】【咆哮】【怪力】【飛行補正LV.8】【恐怖統率LV.7】【火炎魔法LV.5】

まぁ、細かい差はあれど大体三体のスキルなどは大差無い後ろに控えていた妖艶狐の人が

「下がって、ここは私が!」と言っている最中に

「こいつは、私一人でやる!」と叫んだ、すると、三方から鋭く黒光した尾が来たので軽く宙に飛び木に足を貼り付ける、固定魔眼、魔眼の効果の応用編だ、だが、獲物が、武器が無いのは辛いな、と、思っていると、目の前に鋭く尖った尾がきたので手刀を硬化魔法で固めて振動魔法で尾を切り落とすそして、それに電流を流しして相手の頭を鷲掴みにして突き刺そうとすると隣から炎が飛んで来たので片手に魔力をこめて裏拳で弾く、すると鷲掴みにしたダーク・ドラゴンの目に再び光が宿る

「ガァァァァ!!」と叫ばれると体が一瞬硬直する

(なんのスキルだ!一体、効果が分からないスキルは)と考えて答えが出た

「これが咆哮の効果か、体の硬直、いや、正確には行動のキャンセル的な効果か。」と言い尾を強く握り横に振る、少し砂埃が舞い視界が眩むが今はお互い行動できない、私は咆哮の効果がどの位か把握できずに、

相手は私の純粋な力に、が、鳥の囀りが響いた瞬間両者が音を置き去りにした、私は足に炎を纏わせて相手の頭に叩き込むが鱗に阻まれた、が、一瞬体が揺らいだので追撃をかけようとすると左右から炎が来るが無視してさらに魔力の込めた拳を腹に叩き込む、すると、肉が見えたが瞬間的に再生する

「ゲゲゲゲ!」と嘲笑うかのようにこちらを見てくるが、私は静かに口に笑みを浮かべ指パッチンをする、するとダーク・ドラゴンの目が赤から紫色に変化した

そして、体内から何かが爆発するかのように体を揺らして内側から破壊された。

「体内に毒を混ぜ込んで爆発させる、〈毒爆の魔眼〉とでも言ったらいいのか、まぁ、これがめんどくさいったらなんの、わざわざ、最初に毒を体内に混ぜ込まないと効果を発揮出来ないんだよね、はい、説明終了。」と言って尾を剣の様に構えて

「じゃあ、お前らもすぐ送ってやるよ。」言うと怯えた様に少し足を下げる

「何怯えてんだよ、今まで無理矢理支配してたんだろ、そのツケが回ってきたんだよ。」と一方的に宣言して、歩を進める、だが、相手は上空に逃げようとするので筋肉に電流を流して一時的に筋力を向上させ、

一瞬でダーク・ドラゴンより上に行き両方とも地面に叩きつける、片方はすぐに逃げるがもう一方は、地面に手が挟まったのか中々動かない、上空から氷魔法を発動して体を固めて尾に電流を流して相手の首を叩き折る、そして逃げてる方に固定の魔眼を発動する、そして最大火力の炎魔法で消し炭にすると、何処からともなく

「パチパチパチパチ。」と拍手が鳴り響いた、近くにいた妖艶狐の人は勿論のこと、私も最大の警戒をしていると

「LV.1だとかなり手を余らせると言うダーク・ドラゴン相手に素晴らしい。」と言うので、誰だ?と声を上げる寸前で

「黒竜さん?」と声を上げた、確か【人化】って言うスキルがあった気がしたんだけど、すると

「ザッツラーイト、そう、そこの妖艶狐とは一旦お別れして僕ときてもらうよ。」と言われるので、

「いい?」と質問すると

「後で、ここに来て。」と言われるのでコクリと頷き

「じゃあ、何処に行くの?」と質問すると

「そのうちわかるさ。」疑問を心に抱えながら後ろに黙って着いて行く

何処に連れて行かれんの?

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