I章第7話 親からの愛
そして、記憶の中にいる忌まわしい両親もと訣別して、今目の前にいる両親と向き合う、そして、ふと思い出す、
「あれ?私の名前は?」そう、スキルを見た時確か〈名前〉は未定だった気がする、流石に未定が名前、なんてことはないと思うが、私は人と感覚がずれたいることがある、ーーーそれで学校で孤立してたわけだしーーーと嫌な考えが頭をよぎり思い切り頭を振る
(今の私は前世とは違う)と自らを鼓舞する、そうしなければ終わりなき自己嫌悪に陥りそうだったから、だが、そんなことは次の言葉で吹き飛んだ
「「あ!」」と言われ、不謹慎かもしれないが
「ぷっ、あは、あははははは。」と爆笑してしまった。まぁ、仕方ないか、まさか自らの子供が転生者だとは思わず名前など思考の外側だったのだろう、そもそも地球、と言うか日本などの先進国は医療技術が発展してる所ではあまり聞かなくなったが、出産は現代日本においても危険が伴う、もっと言ってしまえば、失礼かもしれないが、この世界は見たところそこまで技術が発展してしないように見える、だから母体と赤子、まぁ、私だが、両方無事に出産できたのは奇跡だろう、だから名前も忘れてしまった、と言う所かな?
「まぁ、笑ったのは謝るよ、取り敢えず名前、決めちゃおうか?」と言うと両親は唸り始めた
「どうしたの?」と聞くと父が
「いや、子供の名付けなんて初めてだから、いきなり名前を考えろと言われても、何か案ありますか?」と聞いてきたので
「いや、子供に名前の案聞くなんて初耳だよ。」と言うと、
「ですよね……ですが、転生者達は前世の名前を名乗ることが大多数らしいですよ。」と言われ少し考えた、確かに前世の名前の方が楽なことが多いかもしれないが、名を呼ばれるたび嫌な記憶が頭をチラつくだろう
「二人が考えてくれない?この世界では貴方達の子供だし?。」と言うと、二人は嬉しそうに笑いながら名前の案を語っていく
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正直、親舐めていました。まさか、名前考える話しで三時間ぶっとうしで話しぱなっしって、途中疲れて昼食を挟んでいるが、それを抜きにしても話しすぎだ。そして暇すぎてぼーっとしているとどんどん瞼が重たくなって、完全に閉じていた
「……て……たたか………。」なんだ?誰?よく聞こえないよ、
「逃げて!!」私は体が硬直するのを感じた、何故かそれは、叫んで私に逃げろと警告していたのがーーー風貌や、怪我をしているのは違うがーーー私だったからだ。
「……!?」何か言おうとしたがすぐに世界が崩壊するそして……
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何を伝えたかったのか、先刻の夢(?)はなんなのかわからないまま目を覚ましてしまった、そして静かに考え事をしていると
「おはよう。」と母親が長くも短くも無い中途半端の髪を撫でながら、ゆっくりと優しい手つきで髪を撫でる前世では両親は一切してくれなかった行動に一瞬体を硬直させたが、すぐに体の力を抜く、そしてーーー少しだけ恥ずかしいがーーー顔を胸元に埋める、
「!?」母親は最初こそ驚いたすぐに元に戻り、また頭を撫でる、そうされていると、部屋の奥から父親が来て、
「二人共、お風呂入っておいで。」と言うので、母親の方を見てみると
「入りましょ。」と言い席から立つ
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「チャプン。」と言う子気味いい音を堪能しながらいい匂いがする檜風呂に浸かる、湯の温度はちょうどいい適温でとても気持ち良くそして窓ガラスからは視界いっぱいに広がる森や山を眺められるので、お風呂の気持ち良さと相まって最高の気分だ
「どう、このお風呂?あの人が『こんないい景色なんだから風呂からも見えるようにしよう。』って言って作ったんだけど?」と尋ねてくるので
「お風呂は最高、でも。」と、少し口籠る
「どうしたの?」と聞いてくるので、意を決して口を開く
「そのね、お母さんの体つきと言うかスタイルはいいんだけど私の体は。」と自分の体に視線落とすがすぐに足に視線が行く、こう言うのに関しては遺伝などが物いうらしいが、私はどうしても駄目らしい、だが
「私は、貴女も可愛いと思うわよ。」と言われ
「ある人には、無い人の気持ちは分からないよ!」と語気を強めて言うと、母親がシュンとするので、
「冗談だよ。」と言い横から抱きつく
そして、お風呂から上がり部屋に戻ると父親が一枚の紙を持っていた、私は
「その紙何?」と質問すると、父は
「新しい名前。」と言うので、私は
「え、何何?」と身を乗り出しながら聞くと
「この名前は、いつも元気で明るくいて欲しいと言う思いでつけた。」と言い紙を裏っ返して名前を見せる
紙には「アジアンタム・アージニア」と書かれていた私は嬉しさから顔を破顔させていた。これはきっと親からの愛情と言う物だと理解すると、とても嬉しくなったからだ、私は父と母に向き直り
「ありがとう。」と心から感謝した。二人は
「どういたしまして。」と返してきてくれた
アジアンタム 花言葉 「天真爛漫」「繊細」
活発で時々繊細さを見せる都姫にぴったりな名前を探すのが大変でした




