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第12話 初めての冒険

あの森を抜けてからずっと思っていた。世界に出て色んな物をこの目で見て体験したい、と、これからどうしたもんか。と悩みながら家に帰って行くのだ

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「ただいま。」と言ってドアを開けると

「おかえり、今日はやけに遅かったじゃない。」と言われるので

「お父さん、お母さん話があります。」と真剣な表情で言うと

「わかったわ。」と言い席に着く

「私さ、これから旅に出ようと思う。」と言うと

「旅?」と、おうむ返しをされてしまった

「そう、冒険者には興味ないけど、世界には興味があるんだよ、色んな物をこの目で見て体験したいって思っている。」と言うと

「それは、自分の意思か?誰かに言われて行きたいなどと言うことは無いよな?」と言われて

「これは私が、私のためにやる旅だ。」と言うと

「じゃあ行ってこい。」と言われるので

「じゃあ正月と盆休みには帰ってくるよ。」と言ってドアから出て行く

「しょうがつと、ぼんやすみとは?」と呟いた声は届いていない

異世界に正月と盆休みがないことに気づいたのは家から出て一週間後である

「……この手紙の場所どこだ?」旅に出てから早速グダグダだ、とりわけ、

「このモンスターの山はどうしたもんか…」何故こうなったか、最初から思い出す

「うーん、じゃあ手紙の場所に行きますか……字読めない。」そう、旅に出てから気づいた言葉はわかるが、字はわからない

「んー、家に一旦帰って、いや、旅に出るんだこれくらい一人で、でもなぁ、字の問題は、」と一人でぶつぶつ呟く、だが、

「きゃあああ!!」

(!?悲鳴、【探知】!北に二百メートル)気づいた時には走っていた、

「まったく、自分の問題も片付いていないのに人助けなんて、大分お人好しか馬鹿だな私は。」だけどここで見捨てるのは、最低な奴のやることだな、事件が起こっていたのは森の一角だ、一台の馬車を巡って複数の冒険者とモンスターが争っている

「【重力魔法】!!」と叫んで極限まで冒険者を巻き込まない様に放ったが多少の被害が出てしまった。

まぁ、仮にも冒険者なら耐えるでしょう。

ここで補足しましょう、彼女、まぁ、主人公が放った重力魔法は、本来魔導師達が死に物狂いで特訓してようやく手に入れる最上位魔法なので、普通の冒険者が食らったら死亡という最悪の結果ぎ待っているでしょう。

「おい、お前、敵か味方どっちだ!!」と冒険者が若干キレ気味でこちらにキレてきた。

「味方だよ、だからモンスターに魔法放ったんじゃん。」と言うと

「死ぬわ、この魔法周りの影響がエグいぞ。」と言うので

「すいません。」と言って魔法を解除する

「じゃ、周りにいると邪魔だから、さっさと行ってくれない?」と言うと

「お前、私たちに命令するのか!!」と誰かが怒鳴っているので威圧を放とうとすると

「黙れ、モンスターの前に私たちが全滅するぞ!」と、リーダー格の人がいう

〈名称〉リーグランLV78/100

〈スキル〉【鑑定不能】

(多分鑑定妨害か、私と一緒だ、しかもそれなりに経験しているな、)と思ったところで

「その荷物どっかに届けんでしょ!モンスターはこっちで引き受けるよ、そのリーダーさんに免じて。」と言うと

「わかった、けど、ここら辺には、おい!!」と手下Aが叫んだので

「ん?虎?」そう、完全に虎であった、どちらかと言うとホワイトタイガーであり獰猛な笑みを浮かべてこちらに突撃してくるが、少し体を曲げて相手の口に手を入れて頭をもぎ取ると返り血が一気にかかる

「……!?」と後ろのリーダー格の人以外が驚愕の表情を作っている

「だから言っただろう、下手にコイツの怒りを買えば私達が全滅すると!」と言うので

「まぁ、いいから行ってくんない?魔法放てないんですけど!」と語気を強めて言うと

「わかりましたぁ!!」と叫びながらダッシュで逃げる

「全く、私のこと化け物かなんかと勘違いしてない?」と一人愚痴を言っていると

「ん?結構数いないか、これ?それになんか全員興奮してる様な?」と考えて、体にかかった血を見て察した。

「これもしかして、モンスターが嗅ぐと興奮状態にするとか?」と疑問を肯定するかの様にモンスターが吠え始めてきたので

「もう、どうにでもなれーー!!」と叫びながら魔法を放って行く

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「はぁ、流石に私も興奮しすぎたな、ハッもしやこれも虎の血の効果なのか!恨むぞーホワイトタイガー!!!」と叫んでみたものの

「流石に無理あるか、さてとこれからどうするか、流石に背負って行くのは無理があるよな。」と悩んでいると、頭に一つの魔法が浮かんだ

「そうだ【次元魔法】だ!」と思い立ったが吉日と聞いたことがあるので、早速次元魔法を使ってみるすると、目の前にあったモンスターの山が一瞬で消えてしまった。

「やっぱり、収納系統の魔法だったか。」と叫んだが

「結局この場所もわからないし。」と呟いていると

『探知にマップ機能が追加されました。』と言うアナウンスが来た。マップ機能って、

「あ、でも、もしかしたら。」と思いマップ機能を確認してみると

「ビンゴ、リーグランの場所がわかる、鑑定した人物の位置把握流石異世界。」と叫んでいた文字が読めないならわかる人に聞けば何とかなるでしょう

「さてとモンスターの山もどうにかなったことだし出発しますか。」と言って追いかけた。

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「ねぇ、リーダーアイツ結局何だったんでしょうね?」と仲間が質問してくる

「そうだな、実力だけで言えば確実に0級に食い込むだろうな、だが、俺達が危惧しなきゃいけないのは最近モンスターの動きが活発化しているってことだ、起こるかもしれんぞ【怪物の進行】が。」と言うと

「な!それは百年に一度転載者がくるタイミングでしか起こらないんでしょ?」と仲間が言うが

「最近各地で異常事態が発生している、これからの常識が通用しなくなる日もそう遠くないぞ。」と仲間に言っていると

「ドゴォォン!!」と後ろの馬車から轟音が響いた

「大丈夫ですか!」と依頼主の安全を確認しようとしたら

「いてて、まさか途中で魔法の制御ができなくなるとは。」と頭を摩りながらキョロキョロしている、先刻俺たちを助けたアイツだった。

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「アージニア、先刻のことは本当に感謝する、お礼と言っては何なんだがこの馬車に乗って行ってくれないか?」と聞かれるので

「まぁ、そっちがいいなら、あ!そうだアンタこの字読める?」と質問して紙を渡すと

「これは、一般的に使われている共通言語だぞ、わからないのか?」と言われて

「話せるけど、字はわからないんだよね。」と言うと

「【字判別】のスキルは持ったないのか?」と聞かれ

「【字判別】?」とおうむ返しをしてしまった

「あぁ、この世界では字を判別していくとそのスキルが習熟していくんだ、逆に言えば最初からそのスキルを最大レベルにしとけば文字が全部わかるって言うわけだ、まぁ、ゆっくり入手しな。」と言われた瞬間にそのスキルを入手してLV.MAXにした

「ほうほう、カラムグ通りのカフェで待っていると。」と言うと

「もしかしなくても、もう手に入れたのか?」と聞かれるので

「自己進化ポイントは先刻たんまりゲットしたからね。」と言うと

「どんくらいだ?」と聞かれるので

「千ポイントくらいかね、そのせいで【殺戮者】って言う忌々しい称号を手に入れちゃったけど。」と言うと

「何が忌々しい称号だ、それは冒険者が憧れてやまない夢の称号だぞ!」と言われるので

「何で?」と聞き返す

「まず、それを入手すんには一定以上の強さを持つモンスターを一度に殺さなくちゃいけない、そして、この称号により全スキルの効果が底上げされ、一度戦ったモンスターは次から殺しやすくなる。」と言われるが、私の魔法は元々火力がおかしいので本気でやったらモンスターは消し炭になる、だから

「スキルの効果が上がっても制御がより難しくなるだけなんですけど。」と言うと

「そうか、」としょんぼりするので、

「じゃあ、代わりにいいこと教えてやる、あの虎いただろう?」と言うと

「あぁ。」と返してくる

「あの虎の血には他のモンスターを興奮させる能力があんだ。」と言うと

「アイツの血にそんな能力はないぞ。」と言われてしまう

「でも、事実アイツの血を被った後モンスターが血眼になってこっちに来たんだぞ。」と言うと

「それは、なんか別の理由があんだろ、この世界では強い奴程弱いモンスターにたかられやすい理由は強い奴からは美味い匂いがすんだ、だからモンスターは強い奴に一直線に行くんだ、と言うか血というよりも、純粋にお前から美味そうな匂いがしたから興奮したたんじゃないのか?」と言われてガックリ肩を落としたた。

「でさ、このカラムグ通りって何処だかわかる?」と質問すると

「よかったな、俺たちが今から行くところにカラムグ通りがある、というかお前手形は持っているのか?」と言われて

「手形とは?」と質問すると

「手形っていうのはギルドが発行してくれる通行許可証だ、今回は仕方ないが街に入ったら作るんだな。」と言われて

「ん、じゃあよろしく。」と言うと

「わかったよ、後あの街にいる黒い狼には気をつけろ。」と言うので

「何で?」と聞くと

「あの街にいる奴は気性が荒くてな、危険としか言いようがない。」と真剣に言ってくるので

「わかった。」と言うと

「まぁ、俺も噂でしか聞いたことがないが、取り敢えず危険としか聞いたないが。」と言われるので

「わかったよ一応警戒しておく。」と言うと

「そうか、それで聞きたいんだが、」と前置きされて

「お前"転生者"だな?」と言われて。

「流石だな、何でわかった?」と聞くと

「まず、最近各地で起こっている異常事態、これは転生のサイクルに反した転生が起きたことが原因だろう、そしてここでも起きそうになっている【怪物の進行】も証拠の一つだ。」と言うので

「【怪物の進行】って何?」と聞くと

「転生者が生まれてくる百年間で起きるモンスター達が団結して転生者を殺しにくることだ。」と言われて

「えっと、つまり。」と言うと

「今、世界にいる転生者はお前だけだ、つまりはお前を狙っていると言うわけだ。」と言われて

「嘘だろ。」と呟いていた

「まじだ。」と言われて

「他にもなんかある?」と聞くと

「強いて言うならば、世界の変革だな。」と言われて

「世界の変革?」と聞くと

「あぁ、この世界には昔から、こう言う童話が存在する。」と前置きをして童話を語り始めた

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昔昔あるところに数人の勇者がいました彼らは世界を劇的にに変えました、世界のレベルは一気に向上しましたが同時に世界に災厄をもたらしました、流行り病や災害強力なモンスター達が蔓延る世界になってしまいました、ですが勇者達はこの光景を見て、この世界を作った存在とある決まりを作りました

『自分たち転生者は百年周期で来る、だから、この世界の災厄を終わらせてくれ。』と

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「いや、待て待て私にそんな災厄とか起こす能力ないよ?」と言うと

「お前がやりたいやりたくない以前の問題なんだよ、いるだけで、異端の転生者は存在するだけで災厄を振り撒く、が転生者と明かしてもさほど問題ではないだろうな。」と言うので

「災厄を振り撒くのに?」と聞くと

「あぁ、この童話には続きが存在する、」と言って童話の続きを語り始めた

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世界を作った者は

「いいだろう、しかし、異端の転生者、その周期から外れた転生者、異端の転生者が来た時この世界に変革と光をもたらすだろう。」と告げたとされる。

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「……だからさ、私はそんなに凄いことは出来ないよ。」と言うが

「いや、お前ならやりかねん。」と言われて

「どうして?」と質問すると

「先刻の【殺戮者】の称号は本来冒険者になってからじゃないと入手できないんだぞ。」言われて

「あちゃー。」と声をこぼしていた。

「まぁ、異端の転生者としてではなくて、お前の冒険をしていけば何かわかるのではないか?」と言われて力なく頷く

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