社交界デビュー 3 (リアーナ視点)
名字 名前 を、
名前 名字に変更しました。
フランソワとお互いの好きなことや物について楽しく会話していた。そうすると、アルお兄様と、お兄様と同い年くらいの男性が近づいて来た。あの男の人って、
「リアーナ友達が出来て良かったね。紹介するね、さっき少し説明したフリーク・リスターだよ。」
「ご紹介に預かりました。フリーク・リスターです。」
「ご丁寧にありがとうございます。アルファードの妹リアーナ・リアードと申します」
「アルと違って丁寧でいい子だね、フランの友達になってくれてありがとう」
フリーク様がさらっとひどいことを言った気がする。
「そうだね。でもそれはフリークも言えたことじゃないんじゃない?フランソワ嬢は、君よりも落ち着いてるし。」
アルお兄様とフランソワが互いに挨拶をし終えたみたいで、会話に入ってきた。アルお兄様とフリーク様は、仲がよろしいのねー。
「それじゃあ、僕たちは父上と母上のところにいくから、リアーナ行こう?」
「それでは、フリーク様、フランソワ、ごきげんよう」
「うん、またね」
「ご、ごきげんよう」
挨拶をしたあと、お父様とお母様の元に向かった。あれ、お父様とと、お母様誰かと話してるみたい。あっ、こっちに気づいた。
「あっ、アルファード、リアーナこっちに来て挨拶しなさい」
わっ、国王陛下と王妃様とその子供達だ。めんどくさ。
「お久しぶりです。国王陛下、王妃様、シアード様。名乗らせていただいても?」
確か第二王子であろう人に聞いた
「うん」
えっ、そこは「うむ」とか「あぁ」とかじゃない?
「アルファード・リアードと申します」
「フォルト・スクリートだ。フォルトと呼んでくれ」
「はい、フォルト様」
お兄様に続いて私も挨拶をする。
「名乗らせていただいてもよろしいでしょうか?」
4人全員に聞く。すると、全員からそれぞれ返事が来る。
「リアーナ・リアードと、申します。」
「この国の国王であるガルウス・スクリートだ」
「同じく王妃のメイリーン・スクリートよ。」
「シアード・スクリートです。シアードと呼んでくださいね?よろしくお願いしますね、リアーナ嬢?」
適当にうなずく。めんどくさそうな人だなー。なんだっけ、あっそうだ「ハラグロ」とかいうタイプだ。ソレイユがいってたなー。
「フォルト・スクリートだ。フォルトと呼んでくれ。よろしくな」
フォルト様には返事をする。お父様と国王がなんか話していたので、どうしようかな?と思っていると、
「リアーナ嬢だな?12歳から同じ学校に通うことになる。よろしくな?」
フォルト様が話しかけてきた。以外と気さくだな
「えぇ、よろしくお願いします。」
笑顔も付け加える。そのあと少し話していると、お兄様とシアード様が来た。
「仲良くなれたようで良かったよ。なぁ、フォルト?」
「はい!」
「リアーナ嬢、フォルトは友達がいないから仲良くしてやってくれ」
「いないって、ひどいではありませんか!事実ですが……」
「私でよければ」
嫌だなー
「リアーナ嬢面白い人だな」
スクリート様が何か呟いたようだけど聞こえなかった
「?」
「いや、何でもないよ」
アルお兄様が顔を少し悪くしている気がする。大丈夫かしら?
そのあと、王子達と別れ、他の貴族に何名か、挨拶したあと、退場した。はぁーつかれた。馬車にのったら、アルお兄様が、
「リアーナ、スクリート様には気をつけてね。まぁ、もう目をつけられてるんだけどね」
「私何かしましたか?」
「いや、何もしていないよ?ただ、あの人は面白いことが好きでね。
多分リアーナ、思っていることと逆のことを言った?」
「?言いましたよ」
「ちなみになんて?」
「フォルト様と仲良くしてくれって言われたのですが、「はい」と返事しましたが、実際めんどくさいなぁ、嫌だなぁと思ってました」
「原因それだな。フリーク様は嘘を見破るのが得意なんだよ」
ホントデスカ
「まあ、リアーナが罰せられることはないよ。」
二人で話しているとお父様と、お母様が入ってきた。
「でも、ほんとか?リアーナは普通、ではないな」
「そうね、普通だったら、照れるところで照れないものね」
「まぁ、それがリアーナの良いところなんだけどね」
お父様もお母様もアルお兄様もひどいですね。まぁ、一応無事に終わって良かったです。