転生(ソレイユ視点)
ソレイユ視点です。
私は齋藤 舞。日本に住む16歳。親と言えるかはわからないが酷いと言われるであろう、虐待を受けている、家では虐待、学校ではいじめ、少しずつ感情をなくしていった辛い日々で死にたくもあったが怖かった、親から殴られるのは毎日、学校では物が無くなるのは当たり前、先生は知っていながらも学校の評判が落ちるのを気にして黙秘、それでもいきられたのは漫画や、小説があったから。好きなのは異世界もの。現実逃避ができるから。もうひとつ好きなことがあった。料理だ。親は料理をしないから自分が作っていた。最初は無理矢理だったがだんだん好きになっていった。今ではいろんな物が作れる。でもそろそろ限界だ。心が壊れそう。そう思いながらベットについた。
『かわいそうな子だ。綺麗な心を持っているのにこんなめに私の世界で生きておくれ。最初は辛いだろうが頑張っておくれ。逃げ出してもいいから、死ぬんじゃないぞ。こんなことしか、できなくてすまんな』
起きると眩しかった。何かが聞こえた気がするがよく覚えてない
「おぎゃー、おぎゃー」
えっ、自分の声?まって、ここはどこ?あばらやのように見えるけど
「忌々しい目をしているしかも金色狐族に白い狐だと!?白い狐とは憎たらしい。妻の犠牲で生まれた子が!憎い、お前なんて生まれなければよかったんだ!」
近くから男の声が聞こえてきた。なぜだかそれが自分に向けられたものだとすんなり理解できた。
それから約4年が過ぎた。私は何となく理解してた。ここは異世界で私は転生者と言うものだと。そして、この世界でも私は嫌われているということを。私が生まれたのは金色狐族の集落で他族を嫌っているということ、私は母に似ていて綺麗な顔つきらしいが、色が忌々しいということ。母は金色の髪に赤い目をした狐の獣人、父は金色の髪に金色の目をした金色狐族で人気の配色をしていた。どちらも村1の美形らしいが、母は私を産んだときに、死んでしまい、父は私を嫌っている。村の人から石を投げられたり悪口を言われたり、父からはご飯がもらえないのは当たり前、暴力を。振るわれたりもした。
しかし、前世と違って話し相手がいた精霊さんだ。いつも私のそばにいてくれていて「愛」というものをくれている。回りには見えていないらしく、よけい嫌われてもいた。
ある日お父さんは私を呼び出した。私に名前はない。おいっとか、お前とかだ。
「死んでくれ」
冷たく言いはなった。私は精霊さんとひそかに練習していた魔法で逃げ出した。父は殺していない。これでも一応育ててくれたから精霊さんに案内されて森のなかに入っていった。私の回りにはだいたい10人以上の精霊がいた。そのなかでも6人の精霊さんと仲が良かった。
その五人の精霊には名前をつけた。名前をつけるのは契約でもあるらしい。他の子にも付けて欲しいと言われたが五人の精霊は上位精霊なので、他の精霊達は遠慮していた。精霊にも順位があるらしく、同じ属性の自分より上の精霊がいるのに契約をしようとすると、もとから契約していた精霊に怒られるそうだ。私が契約しているのは、
炎の上位精霊であるファイ(男の子っぽい見た目)
水の上位精霊であるマリン(女の子っぽい見た目)
風の上位精霊であるリン(女の子っぽい見た目)
地の上位精霊であるブラウン(男の子っぽい見た目)
闇の上位精霊であるクロー(男の子っぽい見た目)
光の上位精霊であるクリーン(女の子っぽい見た目)
他の属性もあるみたいだが主な属性はこの6つと無属性だそうだ。ちなみに、無属性の精霊はいないらしい。
私はこの子達に囲まれながら森に逃げた。食べ物は木の実や、精霊たちがとってくれる魚を食べ、水や火は魔法を使った。精霊たちに教わっといて良かった。空いた時間に魔法の練習をしながら、森を移動していった。途中から風魔法を使って空を飛びながら移動した
そんな生活をしながら、一週間がたった。