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チートに溺愛されています  作者: 望月 結菜
第1章 幼少期
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新たな出会い

 お出かけの当日、今日のお天気は晴れ。

 王都を出発しお昼頃リアード公爵領についた。領地の屋敷でお昼ご飯を食べて数人の私兵をつれて馬車でお花畑に向かった。

「おとーさま!楽しみです」

「そうだな、私も今日のために仕事頑張って来たからな。お花畑は森の中にあるから森の前まで馬車で行こう森の中は歩くことになるから今のうち休みなさい」

「はーい」

「父上?そんなに歩くのですか?リアーナが心配です」

「10分くらいだ、道もきれいにされているから大丈夫だと思うぞ?」

森の手前に馬車を止めて森の中を歩いて行った

「リアーナ大丈夫?疲れてない?」

「アルにーさまだいじょうぶです。それに、みんなと歩くのはたのしいですわ」

リアーナは笑顔で答えた

「リアーナは今日も可愛い」

「それには納得だが、アルファード、そのデレッとした顔を戻しなさい私兵の人たちが驚いているぞ」

「アクア、人のこと言えないわよ。あなただって城の時と全然違うじゃない?」

「家族の前だからなぁ」

「それを言ったら僕もです」

楽しく会話をしながら歩いていくと森が開けてお花畑が広がっていた

「わー、とてもきれいです、うん?」

そこにはたくさんの動物に囲まれた一人の少女がいた

「おとーさま?あそこ」

「あぁ誰かいるな、子供、それも獣人のようだがなぜここに、人が来ないわけではないがほとんどの人はここに来ないからな」

「じゅうじん?」

「そうよ獣人、動物の耳や尻尾を持った人のことよ、人によるけど完全な動物になることができる者もいるみたいよ、アルファードどうしたの?」

「あのこの回りに精霊がたくさん、それに近くにいる狼っぽい動物もしかしたら聖獣かも、それにあのこリアーナほどではないけど魔力がきれいだし魔力量も多すぎる」

「ほんとなのか!?」

「多分」

 会話をしてるとこちらに気づいたのか少女が振り向いた

その子は警戒心をあらわにしていた。白色の髪に狐っぽい耳、赤と金色の片方ずつ色が違う瞳をこちらに向けてにらんできた。その姿はあまりにも美しかった。狼以外の動物達は森に消えていった。狼は少女に寄り添った。そして体が光ったと思ったら狼の耳をつけた獣人になった彼女を守るようにして立ちこちらに話しかけて来た

『そちらの少年が気づいているようだが我は聖獣だ。この子と契約をしている。そなたらは、魔力が綺麗だなぁ特にそこの女の子が、もしよければだが、この子を育ててくれないか?森の中よりも人の世で生活した方がよいだろう』

 その言葉に回りにいた全員が驚いた。女の子はにらむように聖獣のことを見た。アクアードは私兵を後ろに下がらせ、前に一歩でて言った

「聖獣様、預かるのはよろしいのですがその子は誰ですか?息子によると回りに精霊が多くいて、魔力も多いとのことですが?」

『この子は捨て子だ詳しいことは後で話すが、目の色が違うこと毛が白いことから迫害され、逃げてきたのだ、この子はそなたらが言う精霊の愛し子のような者だ一年くらい精霊や我、動物達と暮らして来たのだよ。同族から結構辛い目にあってあるため人間嫌いなところはあるだろうが、魔力がきれいだから、お前たちに任せたい、我も一緒に行くがな』

「事情はわかりました。お前たちいいか?」

「えぇ、いいわよ」

「勿論です」

「こまっているなら、おたがいさまですー」

「といつ訳でお預かり致します。が、その子の扱いはどうしましょう?」

『そうだな、養子というのもめんどくさい、そこの魔力が綺麗な女の子付のメイドというのはどうだ?この子は魔力が強いから、その子を守ることもできる』

「そうだな、お願いしたい」

 アクアードと聖獣が話していると初めて女の子が口を開いた

「やだ、いきたくない」

『言うと思った。しかしそこの女の子にもう惹かれているだろ』

「うっ、」

『魔力見ればわかるだろ?この人たちがお前に今までのやつと同じことしないって』

「そうだけど、怖い」

『大丈夫だ、我やそれに、他の精霊たちがいるだろ?』

「うん」

女の子はそういうと一歩前にでてか細い声で

「おねがいします」

と、頭を下げた。その姿にリアーナは目を見開いて女の子に近づいて

「よろしくね!えっとー名前何て言うの」

と笑顔でいった

「ソレイユ」

「よろしくソレイユ!」

満面の笑みでそういうと彼女は目を丸くしながらも初めて笑顔を見せた

「はい!」

回りはほほえましく思いながら二人を見守っていた





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