【58】サバイバル三日目
昨日の誤字脱字多かったですね……^^;
「捕縛に失敗しただと……?」
「――ああ。様子見の奴ら、漏らしながら帰ってきやがった」
「……まあ、いいさ。そこらのゴロツキに期待はしていない。
しょせんは冒険者や勇者を名乗りたいだけのあぶれ者だ……。
魔王は俺自らで捕らえる――俺こそが、真の勇者なのだから」
◇
『――殿下。聞こえますか?』
『うん、大丈夫。聞こえるよー』
――敵の存在が分かった、その深夜から。
私たちはゴブリン狩り(仮)に対しての
対策を開始した。
ひとまず、どれだけ離れた場所にいても、
互いの位置が分かるようになれば危険は
少ない。
互いの位置を理解し、カバーし合えば、個人で行動するときに
ゴブリン狩りに襲われたとしても、対策できるというわけだ。
そこで、レイの権能が大いに役立つ。
レイ・フォン・トライヒルデ――権能名――『時空の歌姫』
『思念電波』という特殊声帯を通じて、
コネクトした者たち全員と音声的コンタクトをとれる
権能。要するに――レイは完璧な人間電話なのである!
『こちらイルガス。問題なく聞き取れる』
――私を含めるゴブリン幹部全員は、森に散らばり、
レイの思念が正しく届くかどうかチェックしていた。
『こちらブラッドフォード、問題はない』
――レイの思念が届くと、
通常の聴覚からの情報がいっさい遮断され、
脳内にコネクトした人からの音声が流れる。
電波の受信はもちろん、音量調節も大きなカギだ。
『ゲイブだ。異常なァし」
レイ自身、5人同時のコネクトは初めてだと言う。
なので、彼女にとってコントロールの訓練は必須。
しかし、ここまでレイの思念に異常はない。
このままゴブリン狩りへの対策をすれば―……。
問題はない。そう思ったときに、事件は起こった。
『こちらジヲォン。――問題発生』
『どうしたの?』
『対敵した。かなりの手練だ……応援を頼みたい。
いま、茂みに隠れてやり過ごしている。負傷した。
殿下に護衛を一人つけ、必ずその場で待機させろ。
手の空いている者をこっちに寄越してくれ……!』
『――ッ……! 了解、場所の座標は』
『座標は――……』
レイのいる、すぐ近くだった。
「――いたぞ、女が一人」
茂みから、複数の男が現れた。
「どうせあれも、人じゃなくてゴブリンなんだろ?
つまんねえなぁ……あれじゃ興奮できねえよ……。
せっかくの女が、もったいねえ」
外套をまとい、大きなマスクで口元を隠す者。
血の滲んだおぞましい眼帯をつけ、負傷した
傷跡をひっしに白い布で取り繕うもの。
大小様々な傷をその身に刻みつけ、獣の
ような眼光を発する、その男たちは――。
「そんでも―……与えられた仕事はちゃんと果たす。
それが俺たち―……『歪んだ守護者』の努めだから」
だらんと垂れ下がった腕に握られた、
血を滴らせる、白金の剣――それが、
レイへと向けられる。
「堕天を、執行する」
最近、色んな作品を両立して書いてるんですが、
なんせテストがあって思うように書けない……。
まあ、学生だから当然っちゃ当然なんですがね。
転生したい。
そんでチート能力をもらってハーレム街道を歩むんだ……。




