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【31】ゴブリンの日常

すいません衝突しませんでした(T_T)


私がロードになって初めての幹部会議は、わりと難航することなく終わった。


なぜって、書記のイルガスきゅんがものすごく手際がいいから。


私が『北の魔王』に即位した旨と、

連れてきたゲイブらの補足と説明。


『北の魔王』に就任した経緯と、トータウスでの滞在期間の活動などなど……。


ほんとーに、優秀な部下を持つと苦労しないわね。うん。


私が影みたいな感じで擬似が進行していくのは楽でいいと思う反面どこか寂しい気持ちになるのはやっぱりハブられ感があるからだろうか。

やだ、私ってばめちゃくちゃ陰キャじゃん。

うーけーるー。


「急ぎ申し伝えます!」


頬杖をついてあくびを噛み殺していた私は、その一報で目が覚めた。


「どうしたの?」


「距離三千メートルほど先に、単身で突っ込んでくる西の軍勢を発見!」


キズル村のゴブリンの腕章をつけた人は、そのまま指示を仰ぐ姿勢を見せた。

しかし、幹部たちの落ち着き具合はさすがと言ったところか。

まるで動揺した気配がない。


「もう来たのか。西の奴らは行動が早いな」


ブラッドがコーヒーの残りを飲み干して、すっと立ち上がった。


「オレが出よう。同じ人間同士、分かり合えるかもしれんだろ?」


「うん。頼んだよブラッド」


「任せておけイズミ殿。歩兵30ほどついて来い!」


久しぶりに見るブラッドの背中は、とても大きく見えた。

頼もしいねぇ……もう私、何もしなくていいんじゃないの?


この間の長編で働きすぎたんだもん。

そろそろ休みをくれたっていいじゃないか。


「皇女殿下、少しよろしいですかな?」


緊張感なくぐでーと体制を崩す私に話しかけるジヲォン。


やばい、さすがにはしたないって怒られる?


「よくぞ、無事で戻って参りましたな。このジヲォン、感服しております」


「あ、そ、そう? ありがとう……」


なんだ、全然怒られないじゃないか。


「私も、殿下の身を案じておりました。

イルガスが役目を全うしたことを誇りに思います」


と、レイ。


「イズミの姉貴……あんた、そうとう信頼されてんだな」


「当然だゲイブ。なんと行っても、我ら幹部3人が認めたお方なのだからな」


関心するゲイブと、誇らしげに胸を張るゲイブ。


にぎやかなメンバーになってきたなあ。

私は陰キャだけど、賑やかなのは全然嫌いじゃない。


ずっとこんな感じで暮らしていければいいのに……。


そう、強く願った。




そのうちロウムの設定を濃くするための回を書きたいんですが、

暇がありません(´;ω;`)

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