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09 優しい魔族

紫織の転移魔法で戦場から逃げた俺たちは森の中に立っている


「しーちゃん、ここは?」


「深淵の森の最深部です

魔王如きカスはスルーするつもりでしたが、こうなっては仕方ありません」


紫織の目が座ってます、怖いです

デートを邪魔された事を根に持っているようだ

昔、じっちゃが言ってました、この世で一番怖いのは嫁だって

そういえばパパンも言ってました、何があっても嫁は怒らすなって

魔族たちも紫織の雰囲気に膝が大爆笑している


まずは拠点作りから始めよう・・・と思っていた時間もありました

紫織さん土魔法でサックリと源泉掛け流し温泉付き4LDKの家を造ちゃいました

セキュリティーも万全で、現人神特製の古代竜(エンシェントドラゴン)でも破れない結界です


家の中に入って驚いた、家具が揃っているのだ

どれも懐かしい感じがするのは生前使っていた物と同じデザインだからだろう

記憶の中にあった前世での生活を思い出し頬が緩む


「ヒロくん、一緒に温泉入ろ!ルディーもね

 今日はゆっくりして明日から活動開始よ」

「ヴォン!」


連れて来た魔族をスルーして温泉に入ってゆっくりしよう

源泉掛け流しの温泉って本当にいいよね~

その日は魔族たちと少し話をして今後の行動方針を決めて就寝した


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次の日、魔族たちを交えて現状の確認をしっかりとすることにした


どうやら魔族は人類の敵と言うのは本当に人間達の勝手な考え方で

資源が豊富で肥沃な北の大地に国を造った魔族が邪魔なだけらしい

元々、魔族の祖先は龍と人間のハーフが独自進化した存在で

数ある亜人の一種族にしか過ぎないのだ

膨大な魔力を持ち魔力操作に長け戦闘能力に優れた知能の高い龍の良い部分と

弱いが故に優しさと逞しさを持ち、少しバカな所を持つ人間の良い部分を

受け継いだのが今の魔族という事になる

そもそも魔族には世界征服など野蛮な野望は持ち合わせていない

自分たちから人間の国に攻め入る事など絶対に在り得ないのだ

ただ、攻めてくる人間に対しては容赦せず無慈悲なだけである

魔族を恐れ恨んでいるのは家族や友人を魔族に殺された人達や国で

逆に人間に家族や友人を殺された魔族も多数いるのである

ただ、魔族たちは人間を恨むようなことはせず

何時か打ち解け交流できると淡い夢を持っている気の良い種族のようだ

そもそも魔王とは皆が想像している魔族最強で悪魔の化身というものでは無く

あくまでも、一種族である魔族の王様の事であり、ごくごく普通の国のようだ

見た目でかなり損をしているが・・・


転生の駄女神が倒しても良いと言っていた魔王とかけ離れているが?


そんな話をしていると魔族たちも少しは打ち解けてきたようだ

自分たちの御国自慢をしだした

俺はまだ見ぬ魔族の国に興味が湧いてきたのであった



三日程、深淵の森の拠点で寛ぎ魔族の国へ出発する

紫織の転移魔法で行っても良かったが

この世界で俺のやりたかった事でもある旅をすることにした

三人の魔族には龍魔法の人化で人間に擬態して貰った

魔族の国まで行くのにお金も掛かるため路銀は魔物を倒し素材を売り

レベルアップも兼ねるという一石二鳥作戦を決行する

魔族は時間間隔がルーズなようで千年祭は、いつ終わるか分からないらしい

正直な所、魔王が飽きたら祭りが終わるという何とも言えない祭りだ

平均で一年、過去には三年に渡り祭りが続いたらしい・・・


取り敢えず深淵の森最深部から近くの街にむけ歩いて行く俺たちであった


------------------------------------------------


神の間

 「魔族の国ですか、あそこは良い所ですよ」

 「創造神様は行ったことが?」

 「・・・・この世界、造ったの私ですよ」

 「・・・・そうでした」

 「そろそろ、オヤツ・・・」

 

 「「「ダメです」」」



  


最後までお読みいただきありがとうございます

誤字脱字、感想等あればおねがしします



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