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紅葉と君と
空を踊る紅葉が
ふいに君と重なる
はらり、はらり
舞い散る紅い葉
まるで笑顔の君のよう
まるで泣き崩れる君のよう
鮮やかに明るく、青い空に浮かぶ太陽のように
儚く切なく、夜空に煌く星のように
君が僕に見せてくれるものは
どれも綺麗で鮮やかで
けれど時々消えてしまいそう
そんな風に見えるのは
きっと僕が弱いから
きっと僕が立ち止まってしまうから
眩しすぎるくらいに
日に照らされて
心地良い秋風に揺られて
紅葉の下を君と歩く
僕が立ち止まる度に
手を引いてくれる君
どうかこのまま、君と二人で
僕が遅れる度に
後ろを振り返ってくれる君が居れば
僕も強くなれるから
どうかこのまま、君と二人で