もう少し具体的にお願いします
うちで飼っていた犬猫の中には、私自身や私の家族、私が飼っている犬猫の具合が悪くなって寝込んだ時に"見舞い"に来てくれたり、あるいは具合が悪くなる少し前にそれを"知らせ"に来てくれる犬猫がいる。
見舞いや"知らせ"に来てくれるのは、すでに亡くなった犬猫たちなのだが。
私や私の家族が具合を悪くして寝込んでいると、いつの間にか枕元にちょこんと座って何か言いたげに顔をのぞきこんでいたりする。
犬猫たちが"見舞い"に来てくれると、翌朝目が覚めた時、たいがい具合が良くなっている。
愛犬マイケルが溶血性貧血、という大病を患った時は、マイケルを私の部屋で寝かせて、私と母がその隣の部屋でテレビを見ていたら、部屋の隅から
パタパタトタトタ…
と足音?を響かせて
黒い影が私たちの前を横切り、マイケルが寝ている部屋に入って行った。
黒い影は、中型犬より少し小さな姿だった。
「……」
と私と母は顔を見合わせ
「今の…見た?」
と私が言うと
「うん」
と母はうなずき
「今の…龍之介よね?」
と、マイケルの前に飼っていた愛犬龍之介の名前を私が言うと
「うんうん」
と母はまたもうなずき、
「龍よね?よね??」
と更に私が言うと
「うんうんうん」
と更に母は目を見開けてうなずいた。
二人でマイケルが寝ている私の部屋に行ってあたりを見回したが
そこには変わらない様子でマイケルが寝ているだけだった。
マイケルの容態は重篤なもので、一時は獣医も困り顔をする危篤状態にもなっていたのだが。
その黒い影が部屋に入って行ったのを見てから、マイケルは順調に回復していった。
そのマイケルも2001年に老衰で亡くなり、同年にマイケルの遠縁にあたる金太郎をうちで飼う事にした。
06年、マイケルの病を治してくれた(?)龍之介が久しぶりに私の部屋に現れて、あれ、どうしたんだろ?と思っていたら
数日後に金太郎の具合が悪くなり、あわてて獣医に走る騒ぎになった。
そのしばらく後には、ふとストーブを見ると、2000年に亡くなった愛猫タキがストーブの前にちょこんと座って火にあたっているので、あれ、と思っていたら。
数日後にペルシャ猫のプシケが膀胱炎を発症し、やはりあわてて獣医に走る騒ぎになった。
病を治してくれるのはありがたいのだが。
病を知らせてくれる場合は……鈍感な飼い主の事、そこはすぐわかる様に、もう少し具体的に知らせてくれれば、なおありがたいのだが。




