【幕間】競技ダンジョンのルール
競技のルールです
読み飛ばしても構いません
「シグリ、競技ダンジョンのルール覚えた?」
「た、たぶん……」
「ルールブック印刷してきた。あげる」
「あ、ありがとうございます!」
〜〜〜〜〜
<<競技ダンジョン公式ルールブック>>
<第1章 競技ダンジョンの概要>
・第1条(定義)
競技ダンジョン(以下「本競技」とする)とは、二つのチームが交互にダンジョンの攻略 (オフェンス)および防衛 (ディフェンス)を行い、ダンジョン攻略に要する時間を競う対戦型のスポーツである。
<第2章 ダンジョンに関する規定>
・第2条(階層構成)
本競技において使用されるダンジョンは、複数の階層から成り立つ。各階層は「第1階層」「第2階層」……の順に命名され、奥の階層へ進行するにつれて構造が狭くなる。
・第3条(境界領域)
各階層は「境界領域」によって区切られる。境界領域には一定の幅が設けられており、選手はその領域内を自由に移動することが可能である。ルール上、境界領域は隣接する階層のどちらにも属する領域として扱う。
魔法、物理攻撃等の効果は、境界領域を越えて適用されないものとする。ただし、アウトを告げるサイレンは、選手の位置に関係なく階層を越えて伝播するものとする。
・第4条(テクスチャの選定)
ディフェンス側は、規定された地形・オブジェクトのセット(以下「テクスチャ」とする)から、各階層ごとに任意のものを選択するものとする。選択されたテクスチャは、試合開始直後に相手チームに対して公開しなければならない。
・第5条(ダンジョンコアの設置)
ダンジョンコアは必ず最終階層に設置しなければならない。
・第6条(魔法の使用制限)
本競技において使用される魔法は、詠唱および無詠唱のものに限られ、魔法陣や魔法刻印の使用は禁じられる。また、フィールド内に魔法石や魔法具を持ち込むことも禁止される。回復魔法や補助系魔法の使用は許可されるが、通常の魔法と同様に効果範囲に制限が適用される。
・第7条(モンスターの配置)
各チームは、ダンジョン内にダンジョンモンスターを配置することが可能である。主催者は配置可能なモンスターの合計ポイントを決定し、各チームは各モンスターに設定されたポイントを消費してこれを配置する。強力なモンスターほど高いポイントを必要とする。
・第8条(道具の使用)
フロアに魔力を伴わない道具を持ち込むことは許可される。ただし道具によってポイントを消費する場合があり、その消費ポイントは主催者によって決定される。持ち込む道具は審判によるチェックが行われ、審判が認めた道具のみが使用可能である。
・第9条(禁止事項)
ダンジョン内での地形の破壊は禁止である。オブジェクトの破壊は許可される。
<第3章 試合の進行>
・第10条(先攻・後攻の決定)
試合開始時に、先攻および後攻のチームを決定する。先攻チームはオフェンスフェーズから、後攻チームはディフェンスフェーズから試合を開始する。
・第11条(アウトの定義と判定)
選手が「ディフェンスアウト」と判定される条件は以下の通りである:
(1)ディフェンスフェーズ中に戦闘不能判定を受けた、またはリタイアを申告した場合。
(2)ディフェンスフェーズ終了時に、選手がいた階層より下層にアンカーポイントが設置されていた場合。
選手が「オフェンスアウト」と判定される条件は以下の通りである:
(1)オフェンスフェーズ中に戦闘不能判定を受けた、またはリタイアを申告した場合。
(2)オフェンスフェーズ開始から30分が経過した場合。
・第12条(オフェンスフェーズの終了条件)
オフェンスフェーズは、オフェンス側の選手全員がオフェンスアウトとなった時点で終了する。オフェンス側の各選手がオフェンスアウトとなった地点は「アンカーポイント」として記録される。オフェンスフェーズ終了後、攻撃権は相手チームに移行する。
・第13条(ターンの定義と進行)
1ターンとは、各チームがそれぞれオフェンスフェーズおよびディフェンスフェーズを実施することを指す。試合は第1ターンから開始され、以後交互に進行する。第2ターン以降、オフェンスフェーズでは、その試合で生成された全てのアンカーポイントの中から任意のものを選択し、オフェンスチームの全選手のスポーン地点とする。
・第14条(基本的な勝敗条件)
いずれかのチームが最終階層にあるダンジョンコアを破壊した場合、そのターンが終了するまで試合を継続した後、次の基準に基づいて勝敗が決定される:
(1)ダンジョンコアの破壊に要したターン数が少ないチームが勝利となる。
(2)ダンジョンコアの破壊に要したターン数が同一の場合、試合は引き分けとなる。
第15条(順位決定戦・引き分け時の勝敗判定)
引き分けが発生した場合、順位を決定する場合は以下の基準に従う(上位条件優先):
(1)最終オフェンスフェーズにおけるオフェンスアウトが少ないチームが勝利。
(2)ディフェンスアウトになっていない選手が多いチームが勝利。
(3)ディフェンスフェーズにおいて、各選手がディフェンスアウトになったターン数の合計値が大きいチームが勝利。
(4)上記基準で決着がつかない場合、コイントスによって決定される。
<第4章 選手起用および交代>
・第16条(選手構成)
各チームは最大17名の選手をベンチ登録し、その中から試合に出場する11名を選出する。残りの6名はベンチメンバーとなる。
ディフェンスフェーズでは、出場中の選手のうち、ディフェンスアウトとなっていない全ての選手が出場可能である。一度ディフェンスアウトとなった選手は、再びディフェンスフェーズに出場することはできない。
オフェンスフェーズでは、各ターンごとに出場中の選手の中から4名を選出する。ディフェンスアウトとなった選手もオフェンスフェーズには出場可能である。
・第17条 (コアガーディアン)
各チームは「コアガーディアン」を1名選出する。コアガーディアンはダンジョンコア周囲4メートルの範囲に入ることができる。コアガーディアンは、試合中、チームが定めたユニフォームを着用しなければならない。
・第18条(選手交代)
選手交代はターン終了時にのみ、試合を通して3回認められる。
一度交代で試合を退いた選手の再出場は認められない。
ディフェンスアウトは交代選手に引き継がれるものとする。
その他、競技ダンジョン協会公式サイトのQ&Aも参考にされたい




