5.周囲の迷走のゆく果ては
現在、蕾斗は病院のベットの上で意識のないまま拘束されていた。
拘束されている理由は単純で、苦しみのあまりなのか救急車の中で急に暴れだしたからだ。
それは病院についた後でも収まることがなくベットに手足を縛り付けられているのである。
次、起きた時にまた暴れても大丈夫なようにと拘束されていた蕾斗だったが、その時はなかなか訪れなかった。
数日が経ったが蕾斗は目を覚ましていなかった。
医者も懸命に原因を探っているのだが原因すら何も分からなかった。
徹次と玲子も何か解決方法がないかとお見舞いの合間を縫って調べていた。
そんな中、状況が動き出した。
「玲子さん!これ!!」
徹次は玲子を呼びながらパソコンの画面を指さしている。
玲子は家事をすぐにやめ徹次のもとに駆け付けた。
「玲子さん、これを見て。蕾斗とほぼ同じ状況だったの子の話が書いてある」
それはただの個人ブログだった。
しかし二人は個人ブログレベルでも内容が眉唾物だったとしても、全くなかった情報に一縷の望みをつないでくれるものだった。
玲子は少しだけ見えた光に喜びの声を上げた。
「本当だ。あの子と同じような状況だね。でもこれは・・・」
この個人ブログは海外における怪奇現象や都市伝説など、非科学的で現代では全く信じられていないようなものだった。
しかし徹次はもう手段など選んでいる場合ではないと思っていたのだ。
「そうだね。決して現実的なものではないね。でもこれを信じるしか僕たちが外からできることなど無いように僕は思うよ」
二人が見ていた記事は悪魔について書かれていた記事だった。
要約すると
『昔のヨーロッパで人が突然、目の色を変えて別人のような声で叫び暴れまわった。
そこでキリスト教の教会にいた高位の神父がその人に悪魔祓いを行うとだんだんと落ち着いていき、意識を落とした直後に元の目や声に戻った人が返ってきた。
その間の意識は本人にはなく、直前にやっていたことまで抜け落ちていた。』
というようなものであった。
徹次と玲子はこの記事を見て行動に移すと決めてからすぐに動き出した。
病院に連絡し、どんなことでもやれることはやっておきたい旨を伝えた。
次に近くにあるキリスト系の教会に片っ端から連絡を入れ、蕾斗の現状を伝え悪魔祓いをすぐにやりに来れる神父がいるか聞いた。
その中に一人だけある程度高位であり、悪魔祓いについての知識のある神父がいた。
電話を入れていた徹次は可能性のある神父がいるということを知るとその場で悪魔祓いをお願いできないかと頼み込んだ。
その神父からの返答はすぐに返ってきた。
「いいでしょう。詳細を詰めたいので今すぐ教会に来てください」
意外にも早く、好ましい返事が聞けたことで徹次は涙を流しながら感謝を伝えた。
また大きく遅れましたね・・・
すいません・・・
サボってるわけでも忘れてるわけでもないんです。いやサボってましたけど
この約一か月の間にいろいろなことを経験しました
木を切ったり、柿を取ったり、メイド(男)数人に囲まれて行われる「萌え♥萌え♥キュン♥(野太い)」観察など楽しくも不思議な経験をしてきました
この経験が作品に生きることはあるのでしょうか?いやありませんね(キッパリ)
というかそんな作品書きたくありません。だって怖いもん
ただこの間にピタッとはまる内容を思いついたのでそこそこ満足している自分とそれを早く書き起こしたい自分がいるので今度こそ!投稿が早くなるのを期待していてください!!
とゆうことで序章も序章、何ならほとんど作品は始まってすらいないに等しいので楽しめる人は楽しんでいって下さい・・・そんな人いるのか?