アリサ 3/4
アリサの赤ちゃん日記。
ウェブサイトに出している、週一度のサイト。
アリサが妊娠した事。
ショーが産めと言ってくれたこと。
アリサママと、ショーママが、応援して、バックアップしてくれること。
載せたら、反響や、応援が多くて、続いている。
月1回の産婦人科病院での検査日。
学校帰りの男子学生が、女子学生をたくさん連れてきた。
制服姿の女の人。
初めてのお母さんや子供が見ている。
ショーが受付をしてくれる。
アリサが座って、他の学生は、立っている。
「あれ?あの絵、どこかで見たな。」
(蓮と女の人。)
モノトーンの絵に、紅色の色が入っている。
みんなが、アリサと絵を見ている。
女ドクターが出てきた。
「先生。」アリサが医師を連れてくる。
「これ絵、どうしたの。」
「絵描きのたまごって言う人が、赤ちゃんの絵画きたいってからって、くれたの。」
言った、ドクター。。
「もしかして、この人?」
スマホのフォトアルバムを見せる。
アリサと写っている、女の人。
「そうよ。この人。」
「先生。この絵、いくらか知っている?」
「いいえ。」
「もしかして、1万円。」
「違う!」
「10万円?」
横に首を振る、アリサ。
ドクターの顔から、汗が出てきた。
みんなも、黙っている。
「100万円?」
うなずく、アリサ。
「え!」
「ちょっと探してきて。」
事務員が、走って行く。
「あら、アリサ。」
お姉ちゃんが来た。
「なにしているの。」
一緒に来たお母さんと赤ちゃんが、お母さんと赤ちゃんの絵を書いている、色紙を持ってきた。
その色紙に、赤ちゃんの名前も入っている。
お姉ちゃんの名前と、烙印が入っている。
「書いてもらったのよ。」
赤ちゃんを抱いたお母さんが、喜んでいる。
「1枚、1000円なの。」
「一生の宝物よ。大事にしてください。」
言う、アリサ。
「この絵、いただいていいのですか?」
聞くドクターが。
「いいの、いいの。ン万円のキャンバスに、ン千円の絵の具を塗っただけだから。」
「でも、これ絵、100万円するって、アリサちゃんが言っていたけど。」
「ア! これね。まだ、業者に渡してないから、値段、わからない。」
笑って、言う、お姉ちゃん。
アリサが聞いて怒ってくる。
「まったく、金銭感覚、ゼロなんだから。」
お姉ちゃんのカバンを開けて、チラシを出した。
「アリサ、恥ずかしいからやめてよ。」
「なに言っているの! ギャラリーの人がたくさん作ってくれたのよ。」
「また、ゴミ箱行きにするの! お姉ちゃん。」
言って、病院に来ている人に、病院の人に強引に渡した。
来月に、ショッピングセンターで開催される展示販売会。
「久しぶりの地元よ。気合い入れないと!」
「お姉ちゃん。アピール足りないし、会社も、カネかけてチラシ作ってくれたのよ。」
「また、全部、ゴミ箱行きにするの!」
「私、彫り師だから、絵、趣味なのに。」
「また、言っている。」
アリサが怒っている。
「彫り師って、彫刻家ですか?」
と、聞く女の人。
「どう、いいでしょ。」
服を脱ぐ、お姉さん。
背中の入れ墨を見せた。
サクラ吹雪の中、女性が流し目で見ている。
「すごい。」
目を離せない、ママさん達。
「アリサのばらのタトゥーも、入れたのよ。」
笑って言う、お姉ちゃん。
「海岸通りにある、入れ墨屋なの。」
言う、お姉ちゃん。
みんなが聞いている。
その中、医師が、頭を叩いた。
「サクラさん。風邪引くよ。」
服を着る、お姉ちゃん。
「絵の世界でも、少し、有名になっているから。」
アリサが言った。
「あまり、言わないの。アリサ。」
「ほめて、どこが悪いの。」
じっちゃんに、師匠に比べてら、まだまだヒヨッ子よ。笑って言った。
絵画の話は、(稔~minoru)の体験です。
何万円のキャンバスに何千円の絵の具で画いた絵が、何百万円になるんですよ。
絵を描いて、認められて、喜んでもらえる。
うらやましい才能です。
自分で咲かせた、力。
いっとき、自分も絵画に取り付かれました。絵画販売会社の自分の担当、ukikoさんが、時々、クリスマス特別商談会に、夏の特別商談会にと、呼んでくれました。
その中で、北海道の、沖縄の、特別商談会。
1回だけ、行きました。
サッポロの特別商談会。飛行機の旅行代も、一流ホテルの宿泊料金も、絵画の会社が出して、くれました。サッポロ駅から会場まで、リムジン車での送迎。
まるで、王様の気分を味わいました。
夢の夢です。自分には、毒でした。
でも、ukikoさんと、絵画販売会社との良い思い出です。




