決心
「行ってもいいかぁ・・・・。」
僕はベットの上でそれだけ言った。それにしても何で僕なんだろう?空が好きだから?でも、この地球の上にはそんな人沢山いるだろう。じゃぁ、何故僕なの?空・・・・・・・空に関係すること・・・・。・・・・何もない。ただ、空が好きで毎日見てるだけだ。それなのに僕が選ばれた。何か、何かあるはずなのに・・・・・・。分かんない・・・・。
「何でだよ・・・・・。」
そう言って僕は目を瞑った。そのとき、
トントン。
とドアをノックする音が聞こえた。
「どうぞー・・・・。」
僕がそういうと兄さんが入ってきた。
「どうだ?答えは決まったか?」
「全然・・・。それよりなんで僕が選ばれたが分からない・・・。」
「選ばれた?」
兄さんは僕がそういうと首をかしげた。
「うん・・・。」
「何で選ばれたって分かるんだ?その手紙にはお前だけなんて書いてないんだろ?」
兄さんは手紙を見て言った。そして僕にその手紙を渡し見せた。
「・・・・・・あ、あは☆」
僕はそういうと起き上がって頭に手を置いてそう言った。つまり、「てへ☆」みたいな、というかそのポーズをしているわけだ。兄さんはそんな僕を見てはぁ・・・。っとため息を吐いた。
「ったくお前は・・・。」
「ありがとう兄さん。そうだね、僕以外にもいるかもしれないんだ。」
あ〜、スッキリした。そう、僕はつけたしてもう一度寝転んだ。そして、一息吐いた。そして、決心した。
「兄さん、僕行くよ。」
「そうか・・・。」
「離れるのはつらいけど、もう一つの世界は僕を必要としているかもしれないんだ。それに僕が行かなかったら消滅しちゃうって。だから、行くよ。行ってくるよ。」
もう、迷わない。決心した。今、僕は自分を必要としているもう一つの世界に行って、できることをやってこよう。
「じゃぁ、これもってけ。」
そう言って兄さんが取り出したものは兄さんが大切にしているブレスレットだ。エメラルドのビーズで作られていて、兄さんがいつもつけているものだ。
「いいの?だってこれ、兄さんの大切なものでしょ?」
僕がそういうと兄さんはにこっと笑って言った。
「いいんだよ。俺よりお前が持ってるべきだ。」
そう言い、兄さんは僕に持たせた。
「あのな、エメラルドの石言葉は 幸運 新たな始まり なんだってよ。今のお前にぴったりだろ?」
「兄さん・・・・・・。」
僕は嬉しさで涙がでてきてしまった。
「あり・・・が・・・と・・ぅ・・・。」
僕は泣きながら兄さんに言った。兄さんは笑って「泣くなよ。」と、言った。
少女はやっと決心した。
もう一つの世界の未来は救われた。
あともう少しで本当の物語が始まる。
始まりのベルは小さく鳴った。
あとは少女の行動だけだ。