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空からの贈り物




「はぁ・・・。つまらないなぁ・・・。」


僕は誰もいない公園で一人ブランコに乗っていた。

キィ・・・・・。

ブランコが揺れる音が聞こえる。僕は真っ赤に染まった空を見た。


「綺麗だなぁ。」


そう言ってもやっぱり暇だった。僕はブランコを止めて公園の中心にある大きな木に登った。そこの木は僕のお気に入りでよく天辺まで登っている。そしてそこから空を見るのが僕が毎日やっていることだ。今日もいつも通りに空を見ていると、空が急に白くなった。


「え?」


僕は訳が分からずそれを見ていることしかできなかった。すると、白くなった空から一つの青い箱が落ちてきた。そう、僕に向かって。


「な、何!?」


僕はびっくりしてその箱が落ちてくるのを見ていた。箱はゆっくりと僕に向かって落ちてきている。


「と、とにかく受け止めよう・・・。」


僕はそう決心すると手が届きそうなところに来たら箱を掴んだ。すると、白かった空はもとの赤い空に戻った。


「一体何だったんだ?」


僕は持っている箱を見た。大きさは片手で収まるくらいで色は晴れているときの青い空みたいな青い色だ。僕はこの中になにがはいっているか見てみたくなった。でも、空から落ちてきたと思うとなんだか怖くもなった。でも、人間好奇心に勝てないもので僕はその箱を開けてみた。


「青い・・指輪?」


中には青い指輪と紙が入っていた。紙を見てみると、



日向ひゅうが 時世ときよ様へ>


 はじめまして。世界の扉の番人です。

今回、空様からの命令で贈り物を届けました。

今、手元にある空色の指輪はもう一つの世界に通じる扉の鍵でございます。

そちらの世界にいて今までどおり生きていきたければ指輪は破壊してください。

もう一つの世界に行きたい場合、指輪を指にはめてください。

なお、このまま残る場合もう一つの世界は消滅いたします。

期限は明後日までです。

ついでに空様は貴方様が好きな空のことでございます。

では、よくお考えください。


<世界の扉の番人より>



と書いてあった。


「・・・・・・・・・・は?」


僕は今すぐこの指輪と紙を箱ごと置いて逃げたくなった。だが、我慢した。そしてもう一回紙に書いてあることをゆっくり読んだ。やはり書いてあることは変わらない。


(どうして僕なんかが・・・・。)


ふと、そんなことが頭をよぎった。だが、もらってしまったのは仕方がない。僕は木からおりて家に帰った。もちろん、あの指輪と紙を入れた青い箱を持って。





  少女に届いた贈り物。


  それは空からだった。


  それを届けたのは世界の扉の番人。


  少女は一体どうするのだろうか。


  もう一つの世界は少女に託された。

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