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Ogre Knight~おーがないと~闘技場の覇者・第三四話

◇◇◇◇




「皆様~、大変長らくお待たせしました~。これより前期ランクA最終戦を行います!」



割れんばかりの歓声が会場に響き渡る。



「青コーナー、新進気鋭のオーガナイト、最悪キング、童貞王、タンショウー、変態ナイト等々、数々の悪名を轟かせ、忽然と姿を消したのが一年半前。協会の特別プログラムをクリアし生まれ変わり鮮やかな復活を遂げた若き騎士。今ではメイド型オーガナイトに童貞を捧げ、一皮も二皮も剥け、名実ともに童貞王を返上した我らが悪役、コ~ハ~ク~!」




爆笑。会場中から割れんばかりの爆笑が響き渡る。




「赤コーナー、無敗の帝王、完璧騎士、これまで十年間無敗を貫いてきた王者の中の王者... ...」




残念過ぎる。俺の登場台無しじゃん。そもそも、何故?なんで?俺の童貞卒業を知ってんの?おかしいでしょ!




「若き変態騎士が無敗の帝王に土をつけるのか、はたまた無敗の帝王が伝説を更新するのか。これまで、両者、全勝で迎えた最終戦。この一戦でランクA前半戦の優勝者が決します!」




満員の会場。俺はこんなところでやりてぇって、ずっと思ってたんだ。気持ちいいぜ。てめぇら、俺の伝説をしかと目に焼き付けろよ!




「それでは... ...はじめ!」




電光石火。疾風迅雷。紫電一閃。


俺の突撃はそう呼ばれる。


一般人では目で追えない速度だ。



相手の帝王に衝突する直前、独楽のように自身が回転し、弾けるように横に移動する。


帝王の巨大な大剣が独楽を真っ二つに裂く。


が、遅い。遅すぎるぜ、帝王!


回転力、遠心力、速度に俺の体重を乗せた最高の一撃を帝王の脇腹に撃ち込む。


ガツンと地面を殴ったような手応え。


かてぇ。


ミノさんの数倍はかてぇ。ランクAにもなると制限がかなり解除される。そのせいで、こんなに固いヤツが出来上がるんだ。


つまんねーよ。帝王、おめぇ、つまんねーよ。リナの方が何百倍も面白れぇよ。


竜巻のような風を巻き起こし、帝王が大剣を振るう。当たればひとたまりもねぇだろう。が、それだけ。俺には当たらねぇ。技も速さもねぇ、斬撃なんて、屁でもねぇ。


ガツン、ガツンと俺はトンファーを叩き込む。いくら表面が固かろうが、打撃は内面に効いてくる。ミノさんで経験済みだ。


くだらねぇ。面白くもねぇ。が、全力で仕留めよう。


帝王。お前が帝王である意味を観客どもに知らしめろ。そして、新たな伝説の一頁として、鮮やかに散りやがれ!






To be continued

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