空から女の子が降ってきた《part2》【ネタ】【若干グロ注意】【低クオ】【意味深】
女の子が、空から降ってきた。
「おーい!」
僕は驚いた。
登校中に空から女の子が降ってくる、というシチュエーションは、現実ではあり得ない。
二次元ならよくあることだが、現実でこれが起きると、ヤバいことになる。
こう思っている間にも、女の子は秒速9.8メートルで地面に近づいてくる。だが、女の子は何故か笑顔だ。
僕はその時、思い出してしまった。物語の主人公なら、これをキャッチしなければいけない。
僕は無我夢中で、女の子が落ちてくる場所まで走り、両手を広げた。
考えれば、分かることだった。それに気が付いたのは、女の子が眼前に迫っているころだった。
グシャ、という耳障りな音がした。どこからともなく、というより自分の体から発せられていた。
視界が真っ赤に染まった、と思ったら暗転し、僕は何処かへ行ってしまった。
その後、胴体がぐちゃぐちゃに潰れた僕と、全身が肉片となってしまった女の子が発見されたそうだ。