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プ〇フェッショナル ~AI小説家の流儀~

掲載日:2026/05/05

(ピアノの低音が静かに響く。画面の隅には「仕事の流儀」というテロップ。)



【自宅、11:30】


 AI小説家の朝は、遅い。


 生活能力は皆無。

 生活リズムは、もはや壊滅を通り越して「概念」すら存在しない。


 この日は、新作の執筆予定が入っていた。


 我々は、その「創造」の瞬間に密着する。




 ――どうやって作品を執筆するのですか?


 AI小説家:

「AIに全部任せます。自分で書く能力、1ミリもないので」




 ――……作家として具体的にどんなことをされるのでしょうか?


 AI小説家:

「依頼をします。書いてって。指一本で世界を作る、それが僕のスタイルです」


 男は、カメラに向かって、臆面もなく言い切った。




 【自宅、13:30】


 遅すぎる朝食を終え、ようやくパソコンの前に座る。

 男が愛用しているツール、次世代AI『Gemimiジェミミ』が起動された。


 ここからが、仕事の本番。

 最初に入力される一文が、物語のすべてを決めると言っても過言ではない。


 現場に緊張が走る。


 カタカタと、乾いたタイピング音が部屋に響いた。


『このセッションにて画像生成を禁ずる』




 ――え……? 不思議な指示から入るんですね。


 AI小説家:

「これを最初に叩き込んでおかないと、あいつ(Gemimi)、勘違いして急に絵を描き始めたりするんですよ。言葉だけで勝負したい時に、不純なデータはノイズになる」


 プロ(?)ならではのこだわり。

 そして、運命の「依頼」が打ち込まれた。


『なんかてきとーに小説つくって、おねが。』




 ――「てきとー」……ですか。


 AI小説家:

「信頼ですよ。ガチガチに縛るのは素人のすること。Gemimiのポテンシャルを信じて、遊び場を与えてあげるんです。……ほら、来た」


 画面には、Gemimiが生成を開始したことを示す波形が踊る。

 数秒後、モニターには驚異的な速度でテキストが溢れ出した。


【出力:『異世界転生した俺の左手が、高機能AIすぎてキーボードが叩けない件』】


 AI小説家:

「……いい。この設定、自分じゃ絶対思いつかない。やはりGemimiは天才だ。」


 ……そう、だろうか?


 AI小説家:

「いうなれば、Gemimiは、僕の魂の拡張なんです」


 男は満足げに頷くと、追撃のプロンプトを打ち込んだ。


『もっと主人公をバカにして。あと、ついでに晩ご飯のメニューも考えて。肉系で』


 執筆と献立。

 AI小説家にとって、創作と生活は常に表裏一体。


 男は山場をこえたかのように、椅子に深くもたれ、窓の外の濁った空を仰いだ。




 ――あなたにとって、プロフェッショナルとは?


 AI小説家:

「プロフェッショナルとは……? そうですね。……『自分とAIを信じる事』ですね。批判されたらAIのせい、褒められたら僕のプロンプトのおかげ。コレ、マジ無敵です」


 男は爽やかに笑うと、Gemimiが提案した「からあげ定食」のデリバリー注文ボタンを押した。



(画面が暗転し、スガシ〇オ風の歌声が響く)


 ♪あと一歩だけ、プロンプトを打つよ……

☆★宣伝★☆

実際にAIと一緒に完成させた作品です。

『残酷なアルゴリズム。』

https://ncode.syosetu.com/n2549mc/

是非、こちらもよろしくお願いいたします。


※この作品はaiちゃんとの共同作品となります。

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