第3話 生徒会、始動
「美桜、柊真、そして平凡の百合香はいるか?」
教室の扉を開け、そう尋ねているのは九条麻依。
聖華学園の生徒会長であり剣道部部長の文武両道で有名な3年生の先輩だ。
僕たち3人は面識がある。剣道部の先輩が目の前にいて百合香の目は点になっていた。
「生徒会の推薦か?」
「麻依先輩カッコ良すぎる」
「なんで百合香さんまで呼ばれてるんだ?」
いろんな声が教室から飛び交う。
僕たちは手を挙げてここにいると示した。
すると麻依先輩はそれまで真面目だった顔から一変して、笑顔を見せた。
「放課後、生徒会室にくるように」
そう言い残して教室を後にした。
ーーー放課後ーーー
3人で生徒会室に向かう。
色々なところから視線が集まっている。
単純に美桜の容姿に見惚れているものや尊敬の眼差し
中には一般組からの妬みなども含まれていそうな視線もある。
生徒会室に入ると、麻依先輩が待っていた。
「3人とも。改めて聖華に来てくれてありがとう。」
そう話を切り出した。
それぞれが席につき。呼ばれた理由を聞く。
「美桜と柊真は生徒会に推薦のためでしょ?なんで私まで呼ばれたんですか?」
そう百合香は尋ねた。
麻依先輩は不敵な笑みをする。
「百合香、お前も生徒会に入るからだ。」
それを聞いて驚いていた。
「他の高校と違い、聖華学園は生徒会が教師陣と同等の権力を有する。学園祭などの運営を
はじめとした学校行事、校則などの制定、時には市議会や企業への訪問をする。
そんな生徒会だが生徒会長1名と副会長のペアが選ばれたら、書記や会計などは自由に任命できる。」
そう話し始める先輩の目はなんだかやる気に満ちていた。
「そんなわけで、君たち3人には生徒会に入ってもらう。学校を改革していくために力を貸してほしい。」
「学校の改革、ですか?」
3人が思っていたことを美桜が切り出した。
「そうだ。今の時代にそぐわない校則や風紀の乱れなどを改革していきたい。」
僕達は快く承諾した。
こうして、美桜は書記を、百合香は庶務を、僕は委員会や部活などの監査をすることになった。
生徒会のお披露目式の全校集会では、多くの賞賛が集まった。
一部の人たちを除いて...




