どんなときでも秒針は進み続ける
もうすぐ一周年ですね。
投稿を再開します。
別に転生したからといって心残りがないわけでもない。だから試行錯誤を繰り返している。何回か死んでわかったことがある。いつ以下なるときでも、死ねばもとの世界の僕が死んだあの日に戻ることができるということ。向こうで死ねばこちらに帰ってこれること。そして向こうで何をしていたとしても11時8分になれば問答無用で死ぬと言うことだ。死ぬ原因は様々だ。焼死、事故死、感電死 そういえば家にいたときに上から船が降ってくる何てこともあったなと思い返しつつ、床につく準備を始めていた。4回を通してわかったことをノートにまとめつつ向こうにいっている間はこちらでの時間は止まっていたと書き加えた。向こうで生活することは無理だと実感した。しばらくはこっちで平穏に暮らそうと誓った。今日は疲れたからよく眠れそうだと思っている最中、天界では彼、福招咲 忍雷の話で持ちきりだった。まさにいま定期的に拓かれる神たちの会議、神卓が行われようとしていた。だが今日の神卓は突発的に起きた臨時の会議であった。円い机を囲む15個の椅子。一つの空席。
「どないしたんどす?」怒り混じりのその一声に皆反応せずにはいられなかった。神々を統率し世界の均衡を保っている彼女の一声で会場は静まりかえり殺伐とした空気が流れた。彼女の名はミステイク。その彼女と他の神々を呼びつけたタキシード姿の彼は不機嫌な彼女に悪びれもせず用件を言う。
「わたしは訳あってオブ・ザーバーと名乗らせていただきます。皆さんも気が付いているようですがこの度の転生者 福招咲 忍雷のことです。本来は行き来することができない転生前の世界にいっているようなのです。死という概念すら覆す。理すら破壊して。早急な対処を行うことをおすすめします。彼がもしあちらの世界でこちらの世界で得た力を使おうものなら あぁなんて恐ろしい恐ろしいんだ。」頬を赤らめながら言う彼の様は異常の一言につきる。本当に恐れおののいているのかそれとも興奮しているのか彼のことはその場にいるもの全員が奥が知れないと思った。臨戦態勢をとるものも、いたが彼は気にせず普段の顔に戻り話を続けた。
「このような特異なことができる理由としては出生が……」
「いいじゃん、いいじゃん面白そうじゃん。そいつの対処は俺達が決めてるから帰っていいよ。お前」大きな笑い声と歓声を出しながら話を遮るのは愛と喜びの太陽 太陽神 パズーである。彼は神の中で唯一彼に興味を見せた。「そんなことよりなんか一人足りなくない?」パズーの一言により緊張感が解け次々と神も言葉を発し始めた。「そんなことも分からない低能はその椅子から降りてくださると世界は平和なのですが」 戌神 徳川 夏 彼女の発言に突っかかるのは猿神 明智 焔燈籠
ミステイクが口を開く。「用件が終わったならかえってもらっていいどすか?普通の人間が神相手に対話できたことが奇跡どすからね。まあ、今のうちだけはおまえに飴ねぶらせといたろやないかい。神々高貴どす。あんまいけずせんともらいたいね」怒り絶頂のミステイクと目があった、オブ・ザーバーは一瞬にして姿を消した。自ら消えたのか彼女に消されたのかはわからないがメラメラと燃える怒りだけが部屋を満たしていた。彼女はずいぶん傲慢で身勝手のようだ。姪との遊ぶ約束を潰した彼への怒りを皆目撃し絶対に彼女だけには逆らわないと皆、心に決めた。ミステイク彼女には神々にそう決意させるだけの力があった。
忍雷は朝からステータスをぼぅ~と眺めていた。彼は信じられない光景な放心状態だ。そこには、あなたを帽子の神国 ハットン卿に招待しますというメッセージだった。
ほとんどの神は自分の国をもっている。そういう神は神王と呼ばれる。神が治めている土地 神国への入国権利は死を体験することだ。次の目標が決まった。帽子の神国 ハットン卿で仲間集めだ。快適な異世界ライフを送るために…
ミステイクの京都弁っぽいものは文法など間違っていたら教えていただきたいです
感想などいただけると幸いです