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熱中症で死んだ だから未来予知で太陽神をしばく  作者: h.hora~
空を駆ける度に踏みしめる自由
1/4

異世界転生?

初めて書くので少し不安もありますが誤字脱字などがあったら教えていただけるとありがたいです。

感想も教えていただけると幸いです。


―暑いなあ~今は大事なところなのに

いつしか意識はもうろうで周りの人がこっちを見ている。

俺そんなに不自然なのか?自分が倒れて見える。

まさか転生とか言う感じか、しかしそんなうまく割り切れない。俺まだ26歳だったのになんで、未練がないといえば嘘になる。ジャングルにも行きたかったし、塗り絵で世界一も目指したかった。アイスの食べ放題とか帽子博物館とか建てたかった。まいっか転生できるだけましか。

バタッ 意識がなくなってからすぐに目を覚ました。

なぜか音はしない、静寂を壊すのは自分の足音のみだ。

転生者はこちら ギルド登録してくださいという看板

そのほかの方はこちら

建物の中には人はいたがまるでロボットだ。プログラミングされてるみたいだ。生きたまま死んでいる。ギルド登録に必要なのは名前 職業 出自のみだ。職業は登録時に鑑定してもらえるそうだ。【鑑定】

名前 福招咲 忍雷

職業 魔法使い

出自 異世界 これでギルド登録は完了だ。

一息ついたのでこの世界の本を読み、この世界について調べた。まず最初に驚いたのはこの世界の仕組みだ。世界は3層に別れていた。ソプラノ界 アルト界 テノール界である。

古くの文献ではもう一つバス界というものも存在すると言われているが現在、確認されでいるのは3つである。世界ごとに魔力濃度が異なっており、元々僕が生きていたテノール界では魔力が薄すぎたこともあり、魔法という概念が存在しなかったという。ソプラノ界 アルト界 テノール界の順に魔力濃度が薄くなって行くようだ。

昔、このアルト界に魔王がいたらしいがその王は神になることを望んでいた。神が面倒臭くて転生者をたくさん送ったら倒せたらしい。しかしこの世界の人の国民は感情を苦し紛れの魔王に奪われたらしい。最後ぐらいは潔く散ってくれよとも思いつつ、その無慈悲な所業こそが神なのではとも思った。世界は大混乱すえ機能停止となったらしい。その後世界を統治しているのは。ソプラノ界に棲む『神』である。この存在に寿命という概念は存在しない。今もなおソプラノ界からアルト界をを見堕ろす14の影が空に浮かんでいる。

今の人族には義務的に動くものと感情を失う以前の行動を繰り返しているものがいる。魔王は人類から奪った感情を7つの人類の結晶クリスタニアに分けて世界に隠したらしい。そのうち3つは所有者がわかっている。

1つ目

喜びのクリスタニア 愛と喜びの太陽 太陽神パズー

2つ目

愛の感情クリスタニア 生きとし生ける猛禽類の王 ヘブンズファルコン

3つ目

哀のクリスタニア 冷徹の選別者 レッドホエール

魔物から見ても希少価値が高いのかと思いつつも僕は本読み進めた。これらの7つすべてのクリスタニアを集めればみんなもとに戻るらしい。流石に僕にはできないけど知っておこう。僕の敵は太陽神。でも戦う覚悟はないかな。お金を稼いで人を雇って倒してもらうほうが絶対に楽だな。

そうとなればお楽しみののステータス確認からだな。

魔法には3つの種類があるそうだ。先天的に覚えているものスキル その名は潜技 これはジョブ変更や転生などの際にその身に宿りし潜在的な能力を神によって見出される際に習得するものだ。これは必ずしも魔法だけではない。その職業に合わせて形態が変わるらしい。これこそが一番重要だ。潜技が強ければその身に宿る魔法使いのポテンシャルが高いということになる。

後天的に覚えることができるものが2つ。

汎用魔法と理魔法(ロジック)である。汎用魔法は名前の通りなのだが、理魔法は少し変わっている。まずこの魔法は習得難易度が低い。汎用魔法はそれを使いこなす事ができる人からの伝授が必要になるが理魔法はそれが必要ない。

ゲームとかでよくある魔導書とかを読めばいいのだ。だが魔導書の入手難易度がめちゃくちゃ高い。難しいクエストの報酬ほど強い魔導書がもらえる。そしてもう一つの特徴は世界にその魔法を習得できる人数が限られているという点だ。

もちろん習得できる人数が少ない魔法ほど強い。

例えば当たれば無条件で即死になる魔法があったとしよう。もちろんこれを習得できる人数は世界でたった一人である。だがしかしその習得者がもし死亡すればその魔法が世界から消えてしまうということらしい。

早速潜技を確認したいがそれと同時に緊張する。自分の才能の限界が知れるようで怖い。現実を受け止める準備をしなければ。心を落ち着かせ覚悟を決め、ギルドのカウンターに手を置いた。【鑑定】

福招咲 迅雷 Lv1

潜技 未来予知

これは当たりなんじゃないか?異世界転生系の漫画だとこれは主人公級だぞ。続きを読み進めて俺は絶句した。

詳細

天気予報(ウェザーニュース)

今日の天気を知ることができるぞ。予報は必ず当たる。

神はなんて無慈悲なんだ。こんな潜技でどうやって生きろと…

まぁとりあえず使って見るか。《潜技》発動

天気予報(ウェザーニュース)

Let's お天気 キャステット

今日の天気は晴れ後ち嵐でごさる。お洗濯は多分できない。おほほほほほ!

キャラを定めろと思いつつ天からの声は消えていった。一通り潜技の動作確認しを終えた俺はギルドから出ようとしたところ外に待ち構えていた騎士2人と女1人のパーティーに声を

掛けられた。ハチミツでできた馬に乗っている。

「私、この王国『わさびカスタ』の騎士何だけど君が新しい転生者?君の潜技教えてくれないかな。」

友好的に見えてこの女が一番やばい。肌で感じる。毛穴という毛穴から血が吹き出てきそうな緊張感。何が目的だ?俺なんかの潜技を知ってどうするつもりだ。情報は武器だ。教えるわけには行かない。だが会話の一言一言が命に直結してくる。

「ていうかそれ何?何が目的だ?知ってどうするつもりなのかを答えろ?」

「質問しているのは私よ。それとこれは私の潜技《ハチミツ屋さんの落とし物》の能力で作った馬だよ。 でも、あなた面白いね。君に勝ち目なんて無い状況で口答えとはねぇ。気に入った。あなたの一番知りたいことに答えてあげる。私のスリーサイズは…」

こいつは馬鹿か?馬鹿なのか。敵意をヒシヒシと感じる。素直に潜技を答えても、おそらく殺されるだろう。現状で逃げる以外の選択肢はない。この女の言った通り俺に勝ち目はないからだ。俺は顔を見せないよう背を向けて街から出るために門へと歩き出した。「そうだ潜技のヒントをやろう。俺の潜技は何かを操るということ。それとそこは危ないぞ。仕掛けは既に終わっている。お前は動けば死ぬ。もうすぐ嵐が来るな。」「へぇ面白いじゃない。じゃあお姉さん本気出そうかしら」まずい死ぬ。その時 水滴混じりの突風が俺の横を吹き抜けた。来たな俺の(ホープウィンド)。あの女は弓と剣を持っていたからおそらく魔法使いではない。嵐の中、弓を打ち出すのは、自殺行為だ。俺の勝ちだな。勝ちとは決して相手を倒すだけじゃない。無力化し優位に立つこれこそが勝ち。弱者の勝つための術なのだ。至極優越な気分に浸り雨の中を突き進む。街の外を目指して。

前を向く…そこにあったのは血だらけの矢。

「これで完封のつもり。《ハチミツ屋さんの落とし物》ハチミツを操るだけの能力じゃないの。この能力の真骨頂私の操作するハチミツが触れた液体を全てハチミツに変える。操作範囲の拡張と捉えて貰えばいいわ。それにしても液体の流れって偉大よね。矢をどんどん加速させ、嵐すら突き抜けるなんて。私も流れるまま、気のまま生きていきたい

もうすぐ死ぬ人にこんなこと語ってるのっておかしな話よね。不確定要素は消していかないと。我が主のために。」


そこで二度目の人生が終わった。ここはどこだ!!あの女はぶっ殺してやる。時計を見ると指し示されていたのは忌々しい僕が死んだあの日の朝。いまから新しい一日が始まる。もう一回だ。あの日死んだのは11時8分。水さえ飲んでいれば生き残れる。転生先を転生したのは残念だったが、これで初出勤を迎えられる。しかし人身事故により電車が二時間ほど遅延してしまった。もう11時だ。急がないと。最近本当に不運なことしかないな。7分ほど乗っていると、次は〜新宿。次は〜新宿。俺の降りる駅だ。急に激しく揺れた。なんだなんだなんかのイベントか?瓦礫が落ちてきた。避けるまもなく下半身が押しつぶされてしまった。次は鉄骨が頭に グシャ 頭が潰れる音と不気味な笑い声がした。時刻は11時8分。

そして目の前にはギルドがある。

はじめまして

マイマイです。こちらを読んでいただきありがとうございました。また気が向いたら投稿するのでお楽しみにしといてください。

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