決意とその先とボス
目を覚まし転移トラップに引っ掛かたと理解した樹は、地面に寝込んだままだった。
「俺、もうどうすればいいんだよ。」
そう言っても誰も答えない、樹以外誰もいないのだから。樹は起き上がりもう一度周りを見るあるのは木で出来た扉だけ。衛兵さん曰く転移トラップに引っ掛かって戻って来た人はいないと説明されたのを思い出した。一人の寂しさで泣き、同時に自分に怒りが湧いた。
(俺は、何異世界で楽しんでいたんだ。これは、現実俺は命が惜しくないのか。こんなにも命が軽いこの世界で、俺は!!)
「うおぉぉぉぉ!」
叫びながら地面を殴った。
(怯えたら負け、やってやる、やってやるさ無慈悲なまでに)
「殺す!!!」
そう叫び、樹の目付きが鋭くなった。何分経ったのだろう無言で武器を持ち、また立ち上がり扉に手を掛け歩き出した。扉を開けると坑道のような所に出た風が吹いている方へ足を進める。途中魔物が襲ってきたが大きい熊の魔物もいたが何故だろうか樹は、熊が出て来ても慌てずむしろ熊より速い動きで翻弄させ手持ちの短剣で流れるように首を切った。樹は何も思わないあるのは、”敵は殺す”という明確な意志だけだった。大きい部屋に辿り着いた。そこには石炭や鉱石などこの坑道で作業してた跡がある、それを見て樹はようやくどういう場所に出たか理解した。人がいないのに壁には松明の灯りと光る鉱石の灯りで灯してあった。
「ここは、廃坑道か。何処が出口だ?」
そう呟いた時上から何かが崩れてくる音がした。樹はすぐさま気付き後方へ退がり目の前を見る。
「あぁ?巨大骸骨?はっ、ラスボスって事か。骨の髄まで砕いてやるよ!」
樹はそう叫ぶがもう短剣は使い物にならない位にボロい、残ってる魔力も少ない、身体強化は保って3分だろう。巨大骸骨の一方的な攻撃が続く。沢山の骨を飛ばしてきたり、伸縮して骨を刺してきたりなかなか早い速度で物理攻撃してくる為、攻撃する隙がない。何分経ったのだろう本来なら魔力が切れて何も出来ないはず、だが樹は身体強化し始めた時よりも速く動いき力が湧いてくるが党の本人は気づいてない。巨大骸骨の攻撃パターンは全然変わらない為、反撃を始めた。
「風撃」
巨大骸骨の手首の骨を狙ったが骨が欠けるだけの威力だった。攻撃したら魔力が切れるかと思っていた樹だが、全然むしろもっとやれると感じていた。そしてお構い無しに威力を高めどんどん”風撃”を撃っていく。そして樹はもう風とは言えない嵐を巨大骸骨にぶっ放したのだ。
「これで、終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
巨大骸骨に当たっただが顔以外だけの骨を砕く事が出来た。まだ巨大骸骨は顔だけで動く、だが樹はもう容赦しない徹底的にやるのだから。
「砕けろぉぉぉぉぉぉ!!」
そうして再び嵐を呼び起こし巨大骸骨の頭を砕いたのだった。
次回もバトル展開です。濃口で、すみません。書いている自分がヒロインいつ出すのだろうと考えています。名前は考えてあるのに・・・
誤字脱字教えてくださると有り難いです。
感想も是非