ランクアップ
翌朝、樹はギルドに足を運び昨日のことを報告した。
「すみません、討伐依頼完了したのでこれお願いします。」
「はい、分かりました。お疲れ様です。え〜と、スライム10体ですねと、こちらは牙ですか?あれこれは、ブラットウルフ4匹の牙とブラットハイウルフの牙って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!え、大丈夫でしたか?お、お怪我とかも本当に!?」
「はい、何とかこの通り、大丈夫です。まぁそれで昨日ブラットウルフと遭遇して襲われたので関係なしに討伐した感じですね。」
「そうですか、ブラットウルフは青ランク、ハイウルフの場合だと赤ランクなのですみません上に話を通すので少しお時間いただいてもよろしいでしょうか?」
「えぇ、大丈夫ですよ。」
「ありがとうございます。まずこちら報酬金の銅貨6枚ですね。また後でお呼びしますのでお待ちください。」
と言って奥に席を外して行った。それから数十分したらまた呼ばれ奥の部屋に案内された。
「樹さん今回の件にて特例で赤ランク冒険者となりました。」
「特例ですか。本来赤ランク冒険者になるにはどうしたらよかったんですか?」
「本来赤ランクになるために特別な事はしません、依頼を達成すれば自然となれるのです。紫ランクに上がりたいのでしたら護衛依頼を3件達成すればなれます。また特例と言いましたが能力に問題なければ青ランクを飛ばして赤ランクになる冒険者もますので大丈夫ですよ。」
「そういう事ですか。分かりました今日はもういいですか?」
「はい大丈夫です。ステータスプレートに書かれてる、ランクはこの後受付で変えてもらってくださいね。本日も頑張ってください。」
そして樹は無事ランクアップを果たし毎日討伐依頼をこなしていった。そして宿泊まりが終わる日護衛依頼を受けることとした。
(必要物資も持ったし、留まっている厄介ごとになりそうな気がするしそろそろ旅に出るか)
そうして樹は護衛依頼を受ける為、指定された集合場所に行き今回依頼を受ける他の冒険者と合流し軽く挨拶をして旅立つのだった。平原が続く街道を進んで行きその日は森に入る手前で一晩過ごす事となった。翌日は森に続いてる道を通り、時折道に出てくる魔物を討伐し森で一晩過ごし、そして護衛依頼三日目目的の街に着き護衛依頼は無事終わったのだった。
誤字脱字教えてくださると嬉しいです。
投稿頑張ります。