ギルドと初依頼
今回、2話分の投稿です。前回のから読んでください。
先ほど城から追い出された樹は、城門の前で立ち止まり周りを見渡しそしてこれからの方針を決めた。
(これから生き抜いてみせる、そして見つけてみせる、故郷に帰る方法を例え勇者でなくとも)
そして城門を後にし、先程城門にいた門番さんに冒険者ギルドの場所を教えて貰い冒険者ギルドへ向かって行った。そして冒険者ギルドへ着き、よしと張り切って入ってみたら
(やっぱ場違い感半端ないな、それに凄い視線くるし、一応ネクタイ外してYシャツとブレザーだけにしたけどなぁ)
雰囲気に圧倒されつつ受付に行き
「すみません、これから冒険者として活動したいんですけど」
「はい、新規のお方ですね仮プレートかステータスプレートのどちらかお持ちでしょうか?」
「えーと、あった。これでお願いします。」
ステータスプレートを渡して登録書らしき紙に書き込みしながら、
「登録料として銀貨1枚いただきますが、どうなされますか?」
「金貨でお願いします。」
「こちらお釣りのとなります。」
(なるほど金貨1枚で銀貨10枚か)
それから樹は冒険者としての説明を受け今回は依頼を受けず説明後に近くの宿教えて貰いそこに行き無事に寝床を確保できたので少し整理してから武具屋に行き装備を整えようと考えた。
「それにしてもあの説明普通だったなぁ、依頼に失敗したら違約金が発生するとか、受けれる依頼はワンランク上までとか、冒険者ランクは緑〜金の7つある事か」
今の樹の冒険者ランクは緑、受けれる依頼はワンランク上の青まで、その次が赤、紫、黒、銀、金となっている。樹は、今ある情報を整理し残りのお金を確認して冒険者ギルドで教えてもらった武具屋へ行った。ちなみに宿屋は1泊銀貨1枚と銅貨2枚で食事付き取り敢えず10日間分頼んだ。残り金貨1枚と銀貨7枚
「いらっしゃい。坊主、欲しい武具は何だ?」
「あ、すみません冒険者になったばかりで色々見させて下さい。」
「おう、決まったら言ってくれ」
樹は悩んだ末、防具に黒のローブと籠手、武器を短剣とし装備して明日は依頼を受けて当分の生活の為に頑張るかと思い、宿屋へ帰っていった。ちなみに武具でお金を全て使った。
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そして翌日朝起きて宿で軽く朝ご飯を食って、冒険者ギルドへ依頼を探しに行った。掲示板で吟味した末、午前中に薬草採取の依頼をし、そして午後にスライム討伐をした。
「はい、スライムの討伐部位、核を10個確認しました。午前中のうちに薬草をミス無しで10束しかもスライム討伐までなさるとはとても気合いが入ってますね。」
「いえ、今日は身体を動かしてスライムで剣の感覚を掴もうとしただけなので明日は討伐系でいこうと思います。」
「そうですか、無理は禁物ですからね。こちら報酬金の銅貨6枚です。お疲れ様でした。」
と冒険者ギルドから出て宿屋に帰り晩御飯を食べて濡れたタオルで身体を拭きステータスプレートを出して自分のステータスを見てみた。
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夏川樹 男 17歳 人間
体力:18
筋力:20
敏捷:19
耐久:18
魔力:17
幸運:17
固有スキル:■■■■■■
スキル:体術(Ⅲ)
剣術(Ⅰ) New
風魔法(Ⅰ)
料理(Ⅱ)
言語理解
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(ほぉ、武器類は使うとスキルは増えるのかこの数字も上がってるし、ステータスの能力値も上がってる。もしかして使えば使う程数字が上がり熟練度みたいなのが増すとか?でも魔法はどうなるんだ?まあ、明日魔法ためすか)
と決め眠りにつくのだった。
誤字脱字等教えてくださると有難いです。
2話投稿できそうな時はガンガンやってきます。